人は時に全力で不幸にしがみつく

不幸にしがみつく

営業車に乗っている時間は基本的に楽しくないが、唯一有意義だと感じているのが、ラジオ放送「テレフォン人生相談」の時間。この番組に週2回、加藤諦三先生という素晴らしいパーソナリティが出演する。人のありとあらゆる悩みの原因を探り当てて、解決への道を示してくれる先生だ。

この番組は興味深く、聞いていると「世の中いろんな人がいる。・・・本当にいろんな人がいる」と感じさせる。

昨日の放送にも加藤諦三先生が出演されていて、その時の相談者は「親からもらった200万を旦那が使ったことが物凄く不満。さらに30年も一緒に住んで子供もいるのの入籍してくれない」と悩む70歳の女性だった。


加藤先生は言った。

「あなた、物凄い不満があるようだけれども、そんなに不満ならなぜ旦那さんとずっと別れなかったの?」

相談者は同じように「旦那がああだこうだ」と不満を言ったが、加藤先生は続けてこうに言った。

「あなたは飛び出そうと思えば飛び出せたんですよ。でもしなかった。つまり、一人になる事が怖かったんですよ。だから、不満を感じながら生きることを、自分で選んでいたんですよ。」



相談者は認めた。

自分が不満に感じている生活は、実は自分が選んだ生き方だった。でもそれを認めたくないから、不満を他人のせいにする。不満の本当の原因は夫ではなく、一人になるのが怖くて抜け出せないことだった。自分で不幸になる事に全力でしがみついていた。

辛いことや怖いと思うものから逃げ続けていると、人は自分を偽って生きるか不満を言いながら生きることになる。でもその生き方は、自分で不幸になるほうを選んでいるだけだ。
 
よく不満を言って生きている人は、その事に気付いていない。しかしそれに気づいた時、これから新しい生き方が出来るのではないか。

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