噴火による屋久島風評被害の実態を現地で調べてきた

噴火による屋久島風評被害

屋久島観光業には死活問題になっている、口永良部(くちのえらぶ)島噴火による風評被害。

ネットやニュースでも「ホテルのキャンセルが相次いでいる」などの情報が流れていますが、「実際どうなんだろう?」「屋久島は大丈夫なのか?」と思って現地調査に行って参りました。

【リンク】「屋久島で噴火?」勘違いの風評懸念 予約取り消しも

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実際に風評被害は出ている

屋久島島民の観光業に携わっている20人ほど(飲食店・ホテル・現地ガイドなど)に直接聞いてみたところ、「ちょっとは出ている」という人が半分、「今年は観光客が少ない」と言う人が半分でした。

宿泊先ホテルのオーナーにキャンセル状況などを聞いてみたところ、

「噴火直後はキャンセルの問い合わせが10件ほど出ました。屋久島が避難場所になってて大変な状況なのに、遊びに行っていいのか?という問い合わせも結構ありました」

とのこと。
ですがキャンセルが出たのは噴火直後のことで、以降はキャンセルはほとんど出ていないとのことです。
宿泊者の予約は微減らしい。

また、屋久島ツアーガイドの社長さんや、飲食店の店長にも聞いたところ、「今年は本当に観光客が少ないです。噴火の影響なのか、別の原因なのか・・・」と原因を特定出来ていないオーナーさんたちもいました。

実は3月から観光客が減っていた

ここで「6月の噴火以降に観光客が減ってしまったんですか?」と聞くと、実はもう少し前から観光客が減っているとのこと。

それも3月以降の観光客が減ってしまったらしく、調査した屋久島島民半分の人が「北陸新幹線にお客さんを持っていかれているようだ」と言っていました。

北陸新幹線が屋久島観光に影響?

「北陸新幹線って、東京と金沢間が2時間半で行けるようになるんでしょ。遠い屋久島に影響は無いんじゃないの?」と思う人がいそうですが、そんな単純じゃないんですよ。

例えばディズニーリゾートへの旅行だと、富山や金沢からは従来は4時間ほどかかっていたんですね。
ところが北陸新幹線の開通でこれが2時間半~3時間と大幅に短縮。
しかも乗り換えも大幅に減るから、北陸の人が東京に行くハードルがグッと下がったのです。

逆の東京から北陸へ行く場合も同様です。
NHK朝ドラのダブル効果も影響して、金沢の兼六園の観光客が4倍にもなってるんですよ。
外国人観光客も増加していて、東京~北陸間に観光客が吸われているそうです。

北陸新幹線の観光への影響は、間接的に遠く離れた屋久島にも影響するのです。

結論:風評被害+北陸新幹線の影響でW悲鳴

ということで結論は、もともと北陸新幹線の影響で観光客が減少していた中に噴火が起きて、益々観光客が減っているという状況でした。

口永良部(くちのえらぶ)島噴火による風評被害は「少しだろう」とのことです。

屋久島の人達からのメッセージ

屋久島縄文杉

このレポートをするに当たって、屋久島の観光業にいる人達からメッセージを頂いていますので、ここに記載しておきます。

「屋久島は台地が盛り上がってできた島だから、隣の口永良部島が噴火したからといって、この島は絶対に噴火することはありません。ぜひ安心して屋久島に遊びに来てください!」
「口永良部島の人たちが屋久島に避難していることは事実です。「そんな大変な時に遊びに行っていいのかなあ?」と思われる気持ちもわかりますが、屋久島民の生活は観光で成り立っています。屋久島の観光には噴火による影響はまったくありませんので、ぜひ屋久島に遊びに来てほしいです。」
自然が好きな人にとって、屋久島は最高ですよ!貴重な生態系と原生林が見られるますし、気持ちもリフレッシュできます。屋久島にぜひ遊びにきてください。

実際屋久島に行ってみて分かったんですが、本当に自然が素晴らしいところです。森の中は涼しく空気が美味しい。
いつもPCやスマホなどの電子機器に触れている日常から離れることができて、頭をしっかり休めることができました。

噴火の影響はゼロでした。

観光客が減っているのであれば、逆に空いててチャンスではないでしょうか?
私が行った時の縄文杉ツアーはいつもの半分くらいしか参加者がいなくて、撮影スポットなんかもスイスイと通ることができました。

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