会社の飲み会に行きたくない理由

近年テレビやウェブ上で、若者は会社の飲み会に行かなくなったとか、若者の酒離れが進んでいるとか、そんなニュースを目にします。

先日、うちの奥様の職場の飲み会でも、新人が飲み会には来ていたはずなのに”気付いたらいなくなってた”らしく、上司が「今の若者は職場の人と飲みに行くという人情が無くなってしまったのかなぁ」と寂しげに話していたそうな。

そうですねぇ。「若者が飲み会に来ない」のは、若者に興味を持たれていないからじゃないのかな?

<スポンサーリンク>

楽しくないから飲みに行かない

人間って、”興味があって楽しい”と感じるものには時間もお金も自然と割きますよね。だから若者が飲み会に来ないのは、単に「興味が無い」「楽しくない」「飲みに行ってみたい思う魅力的な人がいない」からではないでしょうか。

わたしも会社の飲み会は基本行きません。行ったとしても年に最大2回です。それもめちゃめちゃ我慢して行ってます。入社当初は行っていましたが、今や飲みに行かなくなった理由は、”行っても楽しめない未来が見えているから”です。

「この人は凄いな」「尊敬するわ!」「この人、掘れば掘るほどいろいろ出てきそう」と感じる人がいたり、「この飲み会に行けば、何か新しい展開があるかもしれない」というものがあれば、私もぜひ飲みに行きたい。ワクワクするし、話を聞いてて勉強になるだろうし、自分の人生にプラスになると思います。

ですが仕事の飲み会では会話の内容の大半が、

  • 上司の愚痴・不満
  • 同僚の愚痴・不満
  • 話し合っても不毛で解決しないことばかり
  • 50代の「昔は良かった」自慢と現実を見ていない話
  • 見下す上層部のつまらない自慢話

悲しきかな、これじゃぁ飲み会に行きたいって思いませんよね。飲み会の会話全体の流れが、いつの間にか↑になってしまうんですよ。

飲み会に行く前から楽しくない未来と結果が見えているなら、誰も行こうという気は起きないでしょう。結果が損をすると分かっているものに、投資をするようなことは誰もしたがらないのと一緒なんじゃないのかな。

愚痴と自慢だらけの会社の飲み会って、いったい何の為に、誰の為にあるんでしょうね。

上司の為?会社の為?

若者の気持ちを置き去りにしてますよ。そんな飲み会に行きたくなるわけがない。若者が会社の飲み会や上司の飲み会に付き合っていたのは、バブル時代まで。今や時代は変わったのだから、会社の飲み会を”若者が興味を持ってワクワクするような飲み会にする”って考えもアリではないでしょうか。

でも、それってどんな飲み会でしょうね?うーーん・・・。

よく考えたら、会社の飲み会が嫌というよりは、”会社の中に飲みに行きたい人がいない”が正解ですね、きっと。