自営業音楽家はマーケティング視点を持つことで価値が上がると思う

自営業音楽家はマーケティング視点を持つこと

昔のブックマークを整理していたら、1年前にバズってた今釜亮さんの【専業音楽家が経済自立できるライン】という投稿が出てきたのでご紹介しておく。

一見、華やかに見える音楽家業界だが、食べていくにはかなりシビアでキツイということをまとめたものである。以下は抜粋。

「夢を壊すな」と音楽家の皆様からはお叱りを受けそうですが、音楽家を目指す方、職業音楽家と一緒に活動する愛好家の方に一考いただければ幸いですし
企業で人事や経理などされている方から意見を頂けるとなお幸いです。

「夢を壊すな」と音楽家の皆様からはお叱りを受けそうですが、音楽家を目指す方、職業音楽家と一緒に活動する愛好家の方に一考いただければ幸いですし
企業で人事や経理などされている方から意見を頂けるとなお幸いです。

では、どれくらい稼げば生きていけるのでしょうか。
国税庁によると、平成23年の民間平均年間給与は409万円、年齢は44歳らしいです。
音楽家が年収400万円になるにはどういう計算になるかというと。
経費がかかりますので、目標年商480万円と設定します。

年商480万ということは、月の売り上げが40万円。
ピアノや声楽の先生としてホームレッスンがメインの場合。
月25日働くとすると、1日16,000円稼がねばならない。
意外に準備に時間がかかる仕事なので、1日10時間の労働。

演奏メインの場合。
歌の場合、月8本何とか本番を入れられたら、と考えます。
実働は本番8日に前練習2日ずつと考えて拘束は合計24日。
合間に自己練習や譜読み、メンテナンスなどに大きく時間がとられます。
40万円を8で割ったら1本5万円。
現実には月8本もそんな割の良い本番は、よほどの実力の人でも入りません。
地方ならなおさらですね・・・。

結論から言うと、音楽で食べていくのはとても大変だし、演奏の腕が良いから高収入を得られるってわけじゃないんですね。

「良い製品であっても、それだけじゃ売れない」のと同じです。営業やマーケティングがスキルが無いとやっていけません。演奏は上手くても埋もれた音楽家って山ほどいるでしょうね。各音大では毎年山のように卒業しているわけですから。

「上手いけどそれだけ」では価値が薄い

演奏家が食べていくには

先日は久々に演奏会に出たのですが、その中で音大在籍のソリストを立てたんですね。演奏は当然上手い。とっても上手いんですよ。でも、それだけなんです。他にも同じように上手い人って沢山いますよね。

だから、きつい言い方をすれば他のソリストでも良いわけです。特にソリストの場合はオンリーワンの存在でない限り、価値としては薄くなってしまう業界です。この演奏だと、まともに食べていくことは難しいんじゃないかなぁと思いながら聞いていました。

じゃぁ音楽家がどうやって食べていくかといったら、プロオケに入るか、自営業でライバルに勝てる場所やジャンルで活動していくしかありません。プロオケは狭き門だから入るのは入るのは難しい。そうなると、ほとんどの音楽家が自営業になるわけです。

ですが、ほとんどの音楽家は大学で演奏の技術は学んできていても、自営業でどうやって食べていくけば良いかは学べていないんですよね。その結果、手っ取り早くヤマハやカワイでレッスン講師をしたり、地方で先生、その他もろもろ・・、スーパーなどのパートしながら細々と生きている音楽家になります。

結局、演奏技術だけ上手くても、それが食べていけるスキルとしては不十分なんですよ。

美味しいラーメン屋

忘れられないラーメン屋
じゃぁ音楽家が食べていくにはどうするか?といえば、マーケティング視点を学ぶと良いと思います。その考え方の例えとして、ラーメン屋を考えて欲しい。

誰にでも「あのラーメンはまた食べたい」という店があると思う。そのラーメンは世界中を探しても、そこでしか食べられない。似たような味の店はあるけども、やっぱり違う。あの店でしか味わえないラーメン。そしてそのラーメン屋は人気店。全国からラーメンマニアも押し寄せる。

ラーメン屋からすれば、オンリーワンのラーメンを生み出し、それが価値として多くの人から認められたことで繁盛したことになる。万々歳だ。

音楽家もこんな価値ある、美味しくて絶対的なラーメン屋のような存在を目指すべきです。どこにでもあるような味のラーメン屋が繁盛しないのと同じで、どこにでもある演奏ができるだけでは食べていけないのです。音楽家としては演奏が上手いことは当たり前のことで、プラスアルファで自分の味を出せないと、価値は薄いままです。

かといって、自分だけの味なんてそんな簡単に出せるものじゃない。もうほとんどの種類の味は出尽くしているんじゃないかと思います。だからどんな味を出しても比較され続けます。オンリーワンになるのは超一握りの存在でしょう。

だから、奇抜なものと組み合わせたり、「○○な人」に向けてターゲットを絞って音楽で解決してあげるプロモーションするとか。音楽の需要がありそうなマーケットをリサーチして、自分ができることを考えて何かと組み合わせて音楽活動していく必要があります。

こういった視点や考え方を持たない音楽家は山ほどいそうですね。だからこそ、そマーケット視点を持って活動できる音楽家は、価値が大きくなると思います。

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