スマホゲーム中毒

中国には、スマホゲーム中毒者やインターネット依存症者を更生させる為の施設が400か所以上もあるらしい。

中国にとってはインターネット中毒者は、特に10歳代の脅威としてこの問題を深刻に受け止めている為、こういった施設が設置されています。

日本にはこういう更生施設無いんですよね。手遅れになる前に早く作るべきだと思います。

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スマホの普及で中毒者が増加する

スマートフォン普及率【出典】総務省ホームページ

スマホゲーム中毒者を増加させている原因は2つあると思います。

原因1

原因の1つ目は、ゲームの媒体が家庭用からスマホにシフトしていること。上のグラフを見れば分かる通り、スマホの普及率は恐ろしいほどの右肩上がり。それに反してガクッと落ち込んでいるのがネット接続できる家庭用ゲーム機。PS4やWiiです。

この2つの事が意味しているのは、家庭用ゲームユーザーがスマホゲームにシフトしていることです。ゲーマーが減ったのではありません。スマホゲームは家に帰らないと遊べない家庭用ゲームと違って、いつでもどこでも遊べてしまいます。ゆえに何時間もプレイすることになり、中毒化していきます。

原因2

原因の2つ目は、スマホゲームの多くは誰でも最初は無料で遊べてしまうこと。家庭用ゲーム機であれば、遊ぶ為にはハードを買う必要があります。ですがこれは”嗜好品”ですので、特にゲームに興味の無い人はわざわざ買いません。

ですが、今や生活の必需品になった携帯電話がスマートフォンに置き換わりつつあります。生活必需品であるスマートフォンが今やゲームのハードも兼ねているため、ゲームを始める敷居がかなり低くなってしまっています。

無料で誰でも気軽にゲームを始められてしまう環境を持つ人が増えてしまいました。ハードを持つ人が増加するに従って、ゲーム人口も増えていきます。ゆえにスマホゲーム中毒者も増えていきます。

ゲーム世界は現実世界より簡単

ゲームって、時間とお金をかけた分、簡単に成長と結果が付いてくるので、やってて快感だし楽しいんですよね。現実の世界では上手くいかないことばかりでも、ゲームの世界では簡単に結果が出せてしまいます。人間って成長を感じたり、結果が出ると楽しくなるじゃないですか。だからゲームにのめり込んでいくのです。

さらに、男性の場合、女性よりもゲームにのめり込みやすいです。なぜなら、男性は女性より競争心が強いからです。

ネットに繋がるゲームは、自分と他人を比べる機会が必ずあります。男性は「もっと強くなりたい。凄いと思われたい」という気持ちが強いため、ゲームキャラを早く成長させるために何時間もプレイしてしまう傾向があります。これもスマホゲーム中毒者を生み出す一因でしょう。

日本でもスマホゲーム・ネットゲーム中毒更生施設を

スマホ中毒更生施設を
こんな状況ではスマホ中毒者は今後ますます増加する一方です。スマホゲーム中毒になった子供を更生させようとしている親は沢山いると思います。今現在も悩んでいる家庭も少なくないでしょう。

ですが、なぜ子供がここまでスマホゲームにのめり込んでしまうのか、その気持ちが分からない親には子供を更生させることが出来るとはとても思えません。ましてや、学校の先生に相談しても解決はしないでしょう。

中毒になってしまった人には、「やめなさい」と言っているだけでは通用しません。なぜ自分が中毒になっているかも分からず、自分でも簡単に抜け出すことが出来ないのが”中毒”です。

だから、日本にもしっかりとした更生施設が必要だと思います。

貴重な人生を不毛な時間で埋め尽くしてしまわないよう、更生する方法をしっかり指導する施設の設置は、今の日本の緊急課題だと思います。