パブロ・カザルスの弟子チェロ奏者・平井丈一朗さんのコンサートを聴いてきた

パブロカザルスの弟子平井丈一朗コンサート

日本にこんな凄いチェリストがいたんですね。

チェロ奏者の間では知らない人はいないと言われるパブロ・カザルスの日本人弟子に平井丈一朗さんという方がいます。

盛岡でコンサートをするということで聴きに行ってきました。

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現在78歳だけど・・・

平井丈一朗さんは現在78歳。

ずっと海外で活動されていたチェリストで、カザルスと一緒に演奏旅行をしながら5年間師事していたそうです。

演奏会の始まりでは指がちょっと震えていて弓圧も弱目だったんですが、演奏が進むにつれてエンジンがかかってきているようで、どんどん元気になってくるのが分かる(笑)
最終的には「この年齢でもこれだけ弾けるのか!」というくらい指が回るし、音がしっかりしてきました。

最後はポッパーのハンガリー舞曲も弾いたんですが、この超絶技巧系の曲、この年齢でよく弾けるよなぁ・・。

どんな曲か分からない人の為に、他人の演奏ですがyoutube貼り付けておきます。
4分半目あたりから超絶技巧満載。

若い頃の演奏はかなり凄かったんだろうと分かりますね。

楽屋の平井丈一朗さんに会いに行ってみた

平井丈一朗

お世話になってる新日フィルの方のコネで、演奏会後の平井丈一朗さんに会いに行ってみました。

平井さん、めちゃくちゃ優しくてファンのサインにも気軽に応じてくれます。
そして気軽に話しかけてくれる、紳士なおじ様でした。

平井丈一朗さんのサイン

無理を言ってチェロケースにサインもして頂きました。って言っても、これ、妻のですけどね。

平井丈一朗さんにインタビューしてみた

こんな機会は無いと思ったので、平井さんにいろいろとインタビューしてみました。


Q:
パブロ・カザルスのレッスンは厳しいんですか?

A:
すごく厳しかったですよ。音程というよりも音楽については厳しくて、沢山練習してもそんなに意味は無いから、音楽について考えることを厳しく教えてくれました。
でもレッスンが終わるととても優しい人でした。


Q:
チェロはどのくらい練習していたんですか?

A:
カザルス先生も言ってたのですが、1日2時間の練習でも十分だと思っています。私も楽器を触るのは2~3時間で、楽器を触らずに音楽についてはいろいろと勉強していました。
演奏するには技術も必要ですが、音楽をするには技術以外のことも学ばなければいけません。


Q:
今はどのくらい練習しているんですか?

A:
今は1時間くらい弾いてますね。それ以外は作曲をしたり、ピアノも弾いてます。


Q:
海外生活が長いということは、 外国語が得意なんでしょうか?

A:
8カ国語は話せます。
まず英語が話せれば、他の言語も覚えやすくなりますよ。あと、自分で話せるとその国のことがよく理解できたり、人とコミュニケーションが取れるので楽しいです。


・・・と、あまり大したことは聞けなかったんですが、練習時間が2時間くらいでOKというのは意外でしたね。
練習する人って、6時間~10時間は当たり前のように毎日練習していますから。

平井丈一朗さんのCD

平井丈一朗のCD

平井丈一朗さんのCDは1枚だけ出ていて、今年の3月に「奇跡的に日本で演奏した音源が見つかったのでCD発売します!」とニュースで報じられたくらいの出来事だったらしい。

演奏曲はボッケリーニとドボルザークのチェロ協奏曲で、指揮してるのが何と師匠のカザルス。
「弟子が日本で演奏するなら、私も日本に行こう!」ということで1961年に日本に1回だけ来日したそうです。

会場で売っていたので購入して聞きましたが、男性らしい力強い演奏です。現代のチェリストの演奏とは違いますねぇ。
レトロな音質ですが、それが逆に良くて、チェロの細かい旋律の音もはっきり聞き取れます。

最近のありきたりな演奏に飽きている人にはお勧めの作品です。

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