20代からやっておくべきこと

私は36歳です。「20代の時、○○をやっておけば良かったな」と思う事があります。

最近は「30歳でもまだまだ若い」と言われていますが、現実はそうではありません。やはり20代の時より時間の制約が大きくなったり、勢いや体力が衰えてきているのを感じます。

20代の時にしか出来ないこともあるのです。

今日は2013年で最も共感された、メグ・ジェイTEDのプレゼン「30歳は昔の20歳ではありません」をご紹介します。

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人生の選択肢について理解し準備するのが20代

人生を決めてしまうような出来事の80%が、35歳までに起こることが知られています。つまり 自分を変えたいと思うなら、20代こそがその時なのです。

女性の妊娠しやすさも28歳でピークを迎え 35歳以降は色々と難しいことが出てきます。体についても、人生の選択肢についても、よく理解すべき時期は20代なのです。

私は24歳で就職。バイオリンを弾く時間と、適度な休みさえあれば仕事は何でもいいと思って今の仕事に就きました。

しかし30歳を過ぎると「こういう仕事がしたい」という、人生を捧げられるライフワークを求めるようになってきました。自分が情熱を捧げられる仕事が出来ることは、人生の中で大きな喜びだと分かったからです。

ところが気付くいたらもう36歳。結婚をして子供を授かろうという時になった今では、ライフワーク探しにかける時間はなかなか取れなくなってきています。体力的にも衰えを感じ、長時間一つの事に打ち込むことが難しくなってきています。

歳を取るほど、目標に向かうスピードは確実に遅くなっているのを感じます。

20代が知るべき3つの事

1.アイデンティティ・キャピタルを築く

20代は自己喪失に陥っていることをせずに、「アイデンティティ・キャピタル」を築いて自己を高めることです。自分の将来の理想像に近付くために、自分への投資になる何かをすることです。

アイデンティティ・キャピタルはアイデンティティ・キャピタルをどんどん呼び込みます つまり 今やってみたいと思っていた国際的な仕事やインターンシップや起業などをすべき時なのです。

私は20代最後の年にオーケストラの旗揚げをしています。私の人生の中ではかなり思い切った行動でした。途中で逃げ出したくなるほど辛い思いもしましたが、乗り越えた後には「自分には出来ない」という考えは無くなっていました。

その後は自分のオーケストラを通じて、他のオーケストラの人達と素晴らしい出会いもあり、今の妻と出会えました。自己を高める程、今まで自分が想像もしていなかった新しい出来事が次々に起こるのを感じています。

2.親友との付き合いは程々に

20代の人が同じ考えの人とだけとつるんでいると、行動や考え方が限られた範囲だけになってしまいます。

新しく自分の資本になるものや新しい交際相手は、必ずと言っていい程自分の世界の外にいます。新たな物事は、友人の友人の友人のような、いわゆるゆるい繋がりからやって来ます。

気の許せる仲間と付きあうことは、楽しいことばかりだし自分の癒しにもなると感じています。しかし、その快適な場所に浸っているだけでは、自己の成長はしにくいことも感じています。

未知の世界に踏み込んで、新しい刺激を自分に与えることを恐れずに行動していれば、それらから得る多くの経験と知識によって自分の価値は高まっていくのではないでしょうか。

3.20代は家族選びをする時期

結婚をする最適なタイミングは、適した相手に会う前です。家族を作るということは、もっと意識して行うべきなのです。

家族を選ぶということは、たまたま自分を求めてくれただけの人や、漠然と一緒に過ごした人ではなく、誰とどのような家庭を望むかを意識して選ぶことです。

30代になってから「出会いが無い」と言って結婚が出来ない人がいます。そういう状況に陥った時によく見かけるのは、「この人がラストチャンスだから」といって結婚してしまうことです。メグ・ジェイは、「こういうことになたないように、20代から家族選びを意識した方が良いと」語っています。家庭を持つというのは、恋愛感情とは別にして考えるべきだと言っています。

私も20代の時は、「この人と気が合うから」とか「自分を好きになってくれるから」という理由で女性と付き合っていました。気付いてみれば32歳まで独身です。

20代の時に「こういう人と家庭を持つ」と意識していたら、もっと早く結婚して家庭を持っていたかもしれません。とはいえ、今の妻と出会えてとても満足しているので結果オーライでした。

しかし、もしあの時オーケストラの旗揚げをしていなかったら、今の妻と出会うことはなかったでしょう。年齢からくる焦りで、妥協した結婚をしていたかもしれません。

大事な時期を先延ばしにしていた自分

20代にやっておくべきこと

36歳になった自分が20代の時を振り返って思うのは、「大事な時期を先延ばしにしてた」ということです。

大事な時期はもっと先の未来だと考えていたのに、気付いたら大事な時期は過ぎ去ろうとしていました。もっと早くに決断して行動していれば、今頃はもっと豊かな人生だったと思うことがあります。

20代の方へ、人生で大事な時期は「今」です。30歳になってから「遅かった」と思わないように、今とこれからを見つめ直してみてください。