ペットボトルのフタからワクチンの意外な真実

ペットボトルからワクチン
「ペットボトルのフタを回収してワクチンを届ける」

見た事ありますよね?エコキャップ運動と呼ばれています。

でもこの運動、それほどエコじゃありませんでした。

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ペットボトルのフタからどうやってワクチンが生まれる?

”それほどエコじゃない”理由を書く前に、ペットボトルのフタが、どうやってワクチンを生み出しているかをおさらいしておこう。

ペットボトルのフタがワクチンになるまでの流れ

 

  1. ペットボトルのフタを回収。
  2. NPO法人に送られる。
  3. NPO法人から樹脂メーカーに15円/kgで販売。(リサイクル目的)
  4. 得られたお金を認定NPO法人「世界の子供へワクチンを日本委員会」へ寄付。
  5. ユニセフや支援先国政府へ寄付。
  6. そのお金でワクチンを買う。
  7. 世界の子供たちへ。

 

ペットボトルのフタをリサイクル業者に販売して、そのお金でワクチンを買って届けてたんですね。

 

実はそれほどエコじゃなかった、その理由

ペットボトルのフタからワクチンの流れ
エコキャップ運動そのものはとても素晴らしいです。しかし、それほどエコと呼べるようなものではなかったんです。

結論、ペットボトルを買わずマイボトルで我慢して、その分のお金を寄付すればいいじゃないかと。

私がなぜそう思ったか。3つの理由を挙げておく。

理由1.輸送費が高すぎる

回収されたフタの輸送は「佐川急便のエコキャップ配送サービス」が利用されているが、この輸送費がバカにならない。

6kg(2400個)のフタを送ると420円かかるのだが、6kgのフタで得られる寄付金は60円。合計はマイナス360円と、大赤字である。18人分のワクチン費用が輸送費に消えている。輸送には当然ガソリンも消費され、二酸化炭素を排出する。

「なんでわざわざ赤字の活動をするの」と思って調べてみた。すると、エコキャップ運動は、環境学習の目的も兼ねているという理由でした。ワクチン寄付目的の場合は、直接お金の寄付を勧めているそうです。

理由2.リサイクル時の環境汚染

フタを買い取る業者は、フタから再生プラスチックを作るリサイクルを行っている。リサイクルと聞けばエコに感じるが、実はそうでもない。

フタの原材料は単一でなく、ポリエチレンやポリプロピレンなど複数ある。その選別は1台5,000万円もの機械で行い、電気代等がかかる。さらに、フタについたゴミや汚れを洗浄するのに大量の水・脱水・乾燥・粉砕等の工程が必要である。この工程でも大量のエネルギーが消費され、大量の二酸化炭素を排出している。

理由3.回収ボックス

ペットボトルキャップワクチンエコキャップ推進協会が販売するキャップ専用回収ボックスが、5,600円~6,500と高額である。当然、製造と輸送時にも二酸化炭素を排出している。

そして回収ボックスの利益は、ワクチン供与活動には一切反映されていません。

自前のワクチン貯金箱

それほどエコもないと書いてきたのだが、ここで私が何を言いたいかは、記事冒頭で述べた”ペットボトルを買わずマイボトルで我慢して、その分のお金を寄付すればいいじゃないか”ということだ。

【出典】経済産業省ホームページ
ペットボトルの生産量グラフ

グラフの通り、ペットボトルの生産量は15年の間に爆発的に増加し、現在は55万トン付近をうろうろしている。

もしエコとワクチンの両方を考えるのであれば、ペットボトルを買わずにマイボトルで対応し、浮いたお金を自作のワクチン寄付貯金箱に貯めて毎年寄付するのはどうだろうか?

1日1本100円のペットボトルを買っている人であれば、1年間で36,500円貯めることが出来ます。半分はユニセフ等の運営費に使われたとしても、18,250円残ります。

それだけで912人分のワクチンを届けることが出来るのだ。

送金であれば、二酸化炭素排出量は微々たるものだ。これこそが本当のエコではないだろうか。

【幸呼来】さっこら

とはいえ、私もまだまだペットボトル購入族です。有言実行、今日から実践します。

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