東日本大震災の3.11からもう4年経過して防災意識が薄れて来ている事ではないでしょうか。
今日現在の震災や防災に関する世間の関心度をグーグルトレンドで調べてみますと、
地震
「地震」キーワード関心度の時系列。
3.11は猛烈に上昇しておりますが、今や10年前よりも関心ベース値は低くなっております。
この原因は、地震が多すぎることにより「慣れ」のせいではないかと思っております。
3.11以降、震度1~3の地震が以前よりも頻発するようになりました。
私は最近、震度3くらいだとあまり驚かなくなってしまいました。
心の中では「もしかしたら危ないかも」と怖さを感じつつも「まぁ大丈夫だろう」と根拠もなく安心している日々。
本当に大きな地震が来たらどうなるんでしょうね。
被災地支援
今日現在、国民の被災地支援への関心は殆ど無いと言って良いような状態。
震災から4年経過しているわけで、これは仕方がないことですね。
ええ、日本国民の被災地支援はもう十分やったと思いますよ。
楽ではない生活の中から募金したり、税金も特別措置で上げられていたんですから。
熊本に行った時に珈琲屋さんで同席した地元の社長さん達と少しお話したんですが、「俺、800万円岩手に持ってったよ」「あ、凄い!ウチ200万円だわ」というお言葉に感謝しつつ驚かされました。
岩手県の住民として、全国の皆様からの 被災地支援には本当に感謝しております。
避難訓練
3.11以降、避難訓練の意識ベースは上昇していて、沿岸地方での避難訓練参加者は大幅に増加しているらしい。
今懸念されている地震として南海トラフがありますが、予想被害者数数万人~10万人以上という甚大な被害が予想されています。
ですが、地震が起きて全員がすぐに避難をすれば、被害はほとんど出ないとも言われています。
避難訓練は大事。
防災用品
3.11で急上昇した防災用品も、今や地を這うような関心度。
意識の高い人が大体買いそろえたからと思われますが、そろそろ手持ちの防災用品を見直す時期かと。
ということで防災用品を見直すことにした
「大きな災難は忘れた頃にやってくる」のが常なので、ここで我が家の防災用品を見直すことにしました。
水さえあれば3週間は生き延びられるんですが、準備してある防災用の水って、
賞味期限10年の2Lペットボトル1本
だけなんですよね。
もし流通ルートが壊滅して長期断水にでもなったら、2Lの水じゃ4~5日くらいしか生きられん。
ということで新たに用意した防災用品がこちら。
「ストロー浄水器」なるもので、濁った水でもこのストローで吸えば飲み水として飲めるという防災用品。
一応100Lくらいは浄水できるらしい。(本当か?)
わたし、いざなればこの浄水ストローを使って北上川の水を飲んで生き延びます。
でもこれだと口を付けて飲むことしかできないから、お湯を沸かすようにも水を貯めるようにもしたいよね。
と思って探した浄水器がこちら。
浄水ボトル「スーパーデリオス」
このマヨネーズの容器みたいな部分に濁った水を入れて圧をかければ、フィルター濾過されて綺麗な水が得られるというもの。
濾過容量は200Lということですが、一応2本買っておきました。
これでとりあえずはしばらく生き延びれるだろう。
その他用意したものは、
- 簡易寝袋
- 火打石
- 調理用具
- ロープ
- 軍手
- ソーラー発電・充電器
- 簡易トイレ
- ラジオ・電池・懐中電灯
ほとんどサバイバルグッズですな。
食糧は用意しておりませんが、家にある食糧で何とかなるでしょう。
それも足りない時は動物を、動物が狩れない時は虫を狩って食べることにします。
家族と避難場所の打ち合わせ
「津波てんでんこ」という三陸の格言をご存じでしょうか?
てんでんことは「点でバラバラ」の意味で、津波が来たら家族に構わずに一人でとにかく逃げる。
そうしないと津波からは逃げきれない。生き延びたら、後で集まれば良いんだという事を表しています。
盛岡市は内陸とはいえ、いつ何が起こるかなんて誰にも分かりません。
日中はお互い仕事をしているのでいる場所もバラバラなので、「いざという時になったら各自で逃げて、ココで集合しよう」という場所を我が家では決めております。
「いざという時」はおそらく電気も止まっていると思われるので、携帯電話もスマホも電波がつながらない可能性が高いでしょうしね。
とはいえ、なにはともあれ、
防災用品も家族の決め事も、出番が来ないで欲しい
と願います。
※今回の記事で登場した商品