久々に雫石の温泉・ゆこたんの森に行きたくなって、帰りに「手打ちそば・玄武洞茶屋」という立て看板を見かけたのでフラリと立ち寄ってみました。
これが意外に美味しいお蕎麦屋さんで驚き。岩手に来てもうすぐ6年、いろんな蕎麦屋さんを食べ歩きましたが、今のところ私が1番美味しいと思えるお蕎麦です。
手打ちそば 玄武洞茶屋
玄武洞茶屋さんは、そのまんま玄武洞のすぐ近くにあります。地震で崩れちゃってほとんど見られないらしいですね。
ですが雫石温泉郷をもうちょっと上っていたっところにあるので、自然たっぷり空気も美味しい場所です。
近くにはとちの実もゴロゴロ落ちてます。秋を感じますねぇ。最初は栗と見間違えたら奥さんから突っ込みが入りました。
玄武洞は良質な湧き水があるらしく。蕎麦屋さん近くでもこうして気軽に飲むことが出来ます。飲んだ感じ、水質は中硬水、舌触りはとてもまろやか。九州地方の水に似た味わいです。
綺麗な水でしょう?川魚のヤマメもはっきり見ることができます。
水が美味しいと蕎麦も美味しいって言いますからね。食べる前から期待値高め。
玄武洞茶屋の入り口。「伝統ある蕎麦屋だぜ~~」って感じはしない、ごくごく一般的なさびれた一軒家な風貌です。正直言って店の外観だけ見ると、美味しいお蕎麦が出てくるようには感じません。
ですが、のれんをくぐると、肌が綺麗で笑顔が素敵な店主が「いらっしゃい!」と元気よく迎えてくれます。
入ったら目に入ったのが「玉こんにゃく」。1本110円ですが、
うんみゃ~~~。とっても味がしみ込んでてうんみゃ~~~な玉こんにゃく。
3個じゃ全然足りない、もっと食べたかった。ちなみに1個食べてから撮影。
玄武洞茶屋さんはメニューが多く無くて、ほとんどの人が天ざるのセットを注文してました。1,380円でちょっとお高め。
一口食べた瞬間、「あ、この蕎麦、美味しい」って感じました。
蕎麦が細いのにコシが抜群。タレの濃さも丁度いい。やっぱ水が美味しいからなのかなぁ、変なクセが全く無いんですよ。そんなにお腹は減ってなかったんですが、箸が次々に進む。
天ぷらは主に野菜。キスとエビも入っています。良い素材と良い油使ってるんでしょうねぇ。美味い。天ぷらのタレも美味い。全然胃もたれする感じもしません。
天ぷら食べて胃もたれする原因って、揚げる油の質によるって知ってます?
そこそこボリュームあるなぁと思いながらも美味しくて完食したんですが、夜6時にはもうお腹が減ってました。ここのお蕎麦と天ぷらは胃に優しいらしい。
ちなみにお店の中でも玄武洞の湧き水を飲むことが出来ます。この湧き水ね~~、美味しいんですよ。3杯おかわりしてしまいました。
良いそば粉と玄武洞の美味しい湧き水、店主の人柄の良さと蕎麦作りのこだわりと熱意が合わさって、こういった美味しいお蕎麦が出来上がるんだろうなぁ。妻も一緒に食べたんですが、「今まで食べた蕎麦屋で一番美味しいな」という意見は私と同じでした。
たまたまフラリと立ち寄ったんですが、かなりの名店に出会うことができて大満足。ここは絶対にまた食べたいお蕎麦。雫石に来ることがあったら、車でもう10分くらい坂を上って玄武洞茶屋さんに足を運んでみてはいかがでしょうか。
玄武洞茶屋
住所:岩手県岩手郡雫石町西根150
TEL:019-693-2470
営業時間:11時~16時
定休日:火曜日
完全禁煙・席数20・個室無し
玄武洞茶屋の食ベログリンク