イケダハヤトさんのブログで「受付スタッフを立ちっぱなしにさせるのはやめませんか」という記事を読んで閃いたことを書いてみる。
私も学生時代、カラオケ店で立ちっぱなしの受付をやっていたことがあるので、あの無益な立ち仕事の辛さはよ~~く分かる。
「受付だけしてるのにずっと立ってる必要無くね?!」と心の奥底ではしょっちゅう思っておりました。
コントラバス椅子が良いのでは
【出典】大阪フィルのブログ
で、それほど動くこともない立ちっぱなしの受付スタッフに「これが良いのでは」と思うのがコントラバス椅子だ。
コントラバスは大きい楽器のため、座る部分が普通の椅子と比べるとやたら高い。以下はコントラバス椅子のうちの一つ。
カイザークラフトさんのところでは、「立ち作業椅子」というのも売ってた。
これであれば高さを調節できるし、立ちながら腰をかけられる。お客さんが来た時は「ヨイショッ」と立つのではなく、「スッ」と立てると思います。
とはいえ、根性論が根強い日本では「やっぱり受け付けは立ってた方がサマになるよね」とか「受け付けは立ってお客様をお迎えするのが仕事だ!」という会社もまだまだ多いと思う。
しかし立ち続けることがストレスになってしまい、その矛先が業務態度やお客様に向けられてしまったら本末転倒である。だから、立ちっぱなしの受付スタッフがいるのであれば、こういった椅子は一つ用意していても良いのではないかと思う。
座る座らないはスタッフの判断に任せれば良いだろうし、立つタイミング、椅子に座っている様子などをチェックして、具合が悪い用であれば指導・改善すれば良いと思う。
立っていることは良い?
こんなエントリーを書いている間に、もう1つ興味深い2年間イスに座らず立ちっぱなしで仕事をし続けるとどうなるのか?というエントリーを見つけたので紹介しておく。
2年間立ち続けた結果起こったとことといえば……姿勢が良くなったこと、脚の筋肉がアップしたこと、背中痛がなくなったこと、と良いことづくめ。立ち仕事を始めたときに想定していた、膝、背中、おしりに痛みがでてくること、一日の終わりや週末に疲れがどっと出ること、仕事の生産性や集中力が落ちること、といった弊害はまったく出なかったとのことです。
さらに、思わぬ副産物として、チョードゥリーさんは2時間以上座ることがほんの少し不快に感じるようになってしまいました。また、行列に並ぶときにイライラすることも減ったそうで「列で並ぶときにくるイライラの半分は、立って疲れるからだと思います。今では立っていてもまったく疲れないので、私は並んでいてもイライラしません」とチョードゥリーさんは語ります。
立っての仕事、悪い事だけではないみたいですね。
逆に、座りっぱなしの仕事で腰を痛める人もいることを考えると、正しい姿勢での立ち仕事ではいろんな筋肉が鍛えられて、健康には良いのかもしれません。
で、「結局どっちがいいのよ?」となるわけですが、ストレス溜まらなければ何でも良いと思います。雇用側・働く側どちらも、選択肢を用意しておくことが良いのではないでしょうか。