盛岡さんさ踊りが和太鼓同時演奏記録数でギネス記録を更新したわけですが、多分99%くらいの人が「あ~~良かった良かった」で終わっているんじゃないかと思う。
よく考えてみて欲しいんですが、市をあげてギネス記録を達成する目的は何か?ってことです。
ギネスを達成することも大事ですが、目的を考えてこれからどう行動するかはもっと大事です。
ギネス記録挑戦と記録保持のメリット
ギネス記録挑戦と記録保持のメリットはいくつかあるので紹介しておく。
地域の一体感アップ
これ大事ですね。わたくし、普段はいろんな出来事をニュースで知っても他人事のように感じていますが、お祭りイベントとなると他人事スイッチが逆に「みんなで頑張るぜスイッチ」に切り替わります。
そうなると細かい事がどうでも良くなって、1つの目標に向かって皆と一緒に進んでる感覚になります。1つの目標に進むために皆がいろいろ考えて、自分の力を出し合う環境は大事。子供からおじいちゃんまで縦横の人間関係の結びつきも強くなります。
ギネスに挑戦することで、こういった環境が作られやすくなります。
地域PR
ギネス挑戦、ギネス記録更新することでメディアが取り上げてくれます。ソーシャルだとフェイスブックやツイッターで情報がシェアされて、県外や海外の人もさんさ踊りが目に触れる機会が多くなります。
そうなると・・・、
集客力アップ
盛岡に興味を持つ人が増えます。観光資源の力もアップするので売り出しやすくなります。おそらく今年8月のパレードの観光客数は増加するんじゃないでしょうか。とはいえ、この1か月間何もしなければあまり増加しない可能性もあります。この手の話題性は1週間もあれば殆どの人は忘れます。
だから、しょっちゅう目の届く場所にPRし続ける必要があります。東京の電車内にさんさ踊りの広告も貼っているらしいですが、他にどんな施策しているのか気になるところです。どっちかというと心配の方が大きい。
世界に知られる
ギネス登録されると、世界中の人々の目に触れる機会も増えます。これは実際に利益になるか微妙なところですが、世界の人々の何にターゲットを絞ってPRするかで、もしかしたら大きな利益獲得に化けるかもしれない。
ギネス記録番組の視聴者数はのべ3億人近くいるどうです。
これからどうすべきか
ということで、ギネス挑戦や記録更新の目的やメリットを知っていると知らないでは、その後の行動に大きな差が出ます。
知らない人は「あ~良かった。俺たち頑張った。パレードも頑張ろうな」で終わってしまうわけです。それも大事なことですが、それだとせっかくの力が岩手盛岡内部だけで滞留するだけになってしまいやすい。
しかし目的やメリットを知っている人は、そこから何を生み出すべきか、今後どうするべきかを考えて行動することができるわけで。そうなると自然と、観光客の伸びしろを増やそう、もっと外に出てさんさ踊りを知ってもらって呼び込もうと考える人が増えるんじゃないでしょうか。
イベントを企画する時は、目的とメリット・今後のとるべき行動についてアピールしつつ人集めをすれば、イベント終了後の結果も違ってくる可能性があると思います。
何かを企画する時は、イベントが終わった後のことも考えて活動するべきだな~と思ったさんさ太鼓ギネス挑戦でした。