デスクワーカーこそ体のメンテナンスが大切な理由

パソコンとインターネットが普及して、大きく立派な仕事でも座りながらでも出来るようになりました。

しかしその反面、私たちの体にはいろんな変化が起きているのをご存じでしょうか?

その結果が、

  • 座ってて腰が痛い・・
  • PCの画面見てるだけで首に痛みを感じる・・
  • マウスやキーボードを触る手が痛い・・
  • 肩こりが酷い・・

という症状になって現れているわけですが、

でも仕事が止められない!

と思って、体のメンテナンスを後回しにした結果、症状を悪化させて、痛みを我慢した辛い日常を送っている人は多いと思う。

人間の体デスクワークに向いていない

人間はデスクワークに向いていない
実は人間の体は元々デスクワーク用に作られていないんですね。

人間は元々動物です。
知能は地球で一番すぐれていますが、体はただの動物です。
動物は歩いたり走ったりして狩りをして生きていますよね。

だから体の中の関節・筋肉・神経・骨はいろんな動作をするために作られているものであって、同じ姿勢を長時間続けたり、同じ動作をひたすら繰り返すように出来ていないんです。

そんな”デスクワーク仕様じゃない体”で、無理やり長時間のデスクワークをしているんだから、体にトラブルが起こって当たりまえなんです。

その結果、

  • マウス症候群
  • スマホ症候群
  • ストレートネック・頚椎症
  • 胸郭出口症候群
  • 上部交差症候群
  • 肩こり
  • 腰痛

といういろんな病気が生まれ、これらにかかってしまう人が増えています。

辛い症状に悩まされつつも「デスクワークをしているだけなのに・・」と思っている人がいるかもしれませんが、デスクワークをしているからこそ罹ってしまっていることを認識するべきです。

とはいえ、生活をするためにデスクワーカーは止められませんよね。

だから、デスクワーカーこそ日々の体のメンテナンスが大切なんです。

デスクワーカーの為の体のメンテナンス法

デスクワーカーの体メンテナンス法

ここからは私が今まで情報収集たり、私が実践して効果を感じている体のメンテナンス法をざっくりとご紹介しておきます。

ちなみに私もデスクワーカーで、1日8時間以上パソコンを触っています。

1.1日1時間の運動とストレッチは必須

運動とストレッチをする

もう有無を言わさず「運動とストレッチ」は全てのデスクワーカーに必須。
デスクワーカーは仕事上で大した運動が出来ないので、運動とストレッチは仕事以外で時間を割く必要があります。

体に故障を起こさず、かつ健康的にデスクワークを続けていく為には、

  • 1日30分間の軽度~中程度負荷の筋トレを週に4~5回。
  • 1回30分のストレッチは毎日。理想は朝と晩の2回。

元気に仕事を続けたいなら、最低でも1日1時間は運動とストレッチに時間を割くってことです。
これをしっかり実践することで、体をリセットできて、長く健康にデスクワークが続けられると感じています。

筋トレの注意点としては、絶対に無茶な負荷をかけないこと。
自分の限界に近い負荷でのトレーニングは、関節や腱の負担になる。
これらは普段からデスクワークで消耗している部分なので、かえって症状を悪化させてしまう可能性が大きいです。

ストレッチの注意点は、痛みを感じるほど無理に伸ばしたりしないこと。
また「肩だけ、下半身だけ」というストレッチではなく、全身くまなくストレッチをすることです。

上半身の血行改善に効果的なのは、上半身のストレッチだけだと効果は薄くて、下半身もじっくり行うことで効果が発揮されます。

2.座り姿勢が崩れるくらいなら仕事を中断して休め!

座り方の良い姿勢
腹筋と背筋でガッシリと上半身を支えてあげるような座り姿勢を取ることで、肩・首・手首にかかる緊張が少なくなって負担も減ります。

しかしこの座り姿勢が崩れるだけで、肩・首・手首・指への負担が大きくなります。

だから、姿勢が崩れるくらい疲れているのであれば、思い切って仕事を中断して休憩するべき。

「この仕事をキリ良く終わらせてから休憩しよう」とついつい頑張ってしまう気持ちはわかりますが、体におおきな負担をかけるだけで、後々つらい症状に悩まされる原因になります。

「休むのも仕事!」と思って、思い切って20分くらい休憩してその間かるいストレッチをするのがオススメです。

良い座り姿勢は以下のサイトのものが参考になります。

【参考】骨盤を起こして姿勢よく座ろう!デスクワークを快適にする座り方

3.毎日の入浴

毎日の入浴
入浴で体をじっくり温めて、血行を良くしてあげるのも大事です。
ポイントはちゃんと首までつかること。
長時間のデスクワークでは、姿勢に気を付けていてもどうしても首に負担がかかるものです。

シャワーでもそこそこ体は温まるんですが、入浴は全身が温かいお湯に接することができるので、血行促進効果はかなり高いです。

血行が良くなると体にたまった乳酸などの疲労物質も洗い流されます。

4.スマホは極力触らない

スマホは触らない
デスクワークがメインであれば、スマホは極力触らないこと。

スマホを使うことは関節にも腱にも負担がかかるし同じ姿勢が続きます。
つまり、デスクワークしてるのとほぼ同じ状態なんですね。

情報収集などはPCをメインにして、ちょっと外出する時は気持ちもリフレッシュさせるためにスマホに触らず、ネットから離れる事がオススメ。

私はここ半年くらい、スマホは触っても1日10分くらいです。
でも仕事に何の支障もないばかりか、夜はしっかり眠れるし朝の集中力とやる気も高いうえに体の調子も良いです。
良いことずくめですね。

5.しっかり食べてしっかり寝る!

しっかり眠る女

あとはしっかり食べてしっかり寝ること!

相撲を題材にした漫画「バチバチ」で読んだ言葉が印象的でしたのでご紹介します。

「しっかり食べて、しっかり休む。これも合わさって稽古なんだ!」

長時間デスクワークをしていれば良いってもんじゃありません。
良い仕事をするために、しっかり食べてしっかり休むことが必要不可欠で、これらも仕事の一つだと考えるべきだと思います。

成功者が「睡眠時間3時間で頑張ってました」みたいなのが美談として紹介されたりしますが、そんな生活してちゃ体がもちません。

健康じゃなきゃ長く良い仕事はできません!

いかがでしたでしょうか?

私は少し前までは「手首が痛い、指先が痛い、肩こりがキツイ。でも仕事が・・・」という生活を送っていたのですが、

「体のメンテナンスを後回しにする今の生活習慣をあと1~2年も続けてたら、ぜったい体を壊すだろうな」

と思って、体のメンテナンスを重要視するようにしました。
その結果、今では痛いところがほとんどなく、そこそこ快適に仕事をすることができています。
健康でないと、長く良い仕事は出来ませんからね。

デスクワーカーのみなさん、もっと体のメンテナンスを大切にしてくださいね!


なお、今回は以下の書籍にインスパイアされて書きました。
癒着・膠着した筋肉や関節のリセット方法・症状を起こさないための対策も詳しく書かれています。

体に違和感を感じている全てのデスクワーカーさんに読んで欲しいと思う書籍です。