盛岡さんさ踊り人口地盤

私が大人になって感じていることは、世代間の縦だけでなく、同世代との横の繋がりも薄く少なくなってきていることです。

盛岡さんさ踊りは、世代を問わず縦と横の繋がりを深めてくれる、日本では超素晴らしいコミュニティです。

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世代の壁が薄くなる

さんさ踊り師匠と
会社で仕事をしていると、上司や部下との”世代の壁”を感じてしまいます。ところが、1つの好きなものに集まって出来たコミュニティ内では、世代の壁が薄くなります。みんな仲良くなれるのです。

さんさ踊りも、好きなもの同士が集まったコミュニティです。35年やっている人もいれば、私のように転勤して興味を持って、始めて2年目の人もいます。子供を連れてきて一緒に楽しむ家族も多く、その子供同士が仲良く遊ぶ光景は日常茶飯事です。

子供同士を見ていても面白いです。大きい子供が小さい子供の面倒を見ていたり、構ってあげたりしているのです。さらに、人見知りが少ない子が多いです。子供たちはこのコミュニティで、世代の壁が無いコミュニケーションを自然と学んでいるのでしょう。

さんさ踊りは年中楽しめるコミュニティ

さんさ踊りさんさ好み練習風景
多くの夏のお祭りでは梅雨明けから練習や準備が始まり、夏が終わればまた1年後というパターンが多いと思います。

ところがさんさ踊りは、団体によっては1年中練習をしています。週に1度みんなで集まって、さんさ踊りとコミュニケーションを楽しんでいます。

年中いろんな人と、世代の壁が無いコミュニケーションが出来るのです。
「こんな素晴らしい文化とコミュニティが盛岡にあったなんて!」と、私の30代の中で、1番嬉しい発見だと感じています。

思い切って飛び込むことで新しい世界が築ける

さんさ好み仙台青葉祭り

とはいえ、既存するコミュニティに飛び込むのは勇気がいることです。私も飛び込んだ一人です。初めて団体に見学に行く直前まで、引き返そうか悩んでいたくらいです。

でも1年経った今では、お祭り以外にも様々なイベントに出られるようになり、長年さんさ踊りをしているメンバーとも繋がりを持てるようになってきています。新しく広がっていく世界、新しく繋がっていく輪を自分の中に感じることが出来ています。

私がこう感じられるようになったのは、盛岡にさんさ踊りという超素晴らしいコミュニティを、いろんな世代の人がバトンを渡して繋いできてくれたからです。

【幸呼来】ちょいわやっせ

書いてて思ったんですが、私はさんさ踊りが大のお気に入りなんですね。秋田にいた頃は竿灯祭りがありましたが、集まるのは限られた期間だけです。

踊りも楽しいんですが、人の輪が繋がっていく感覚も病み付きになります。