さんさ仲間からの「岩手デザイナー協会50年展」の宣伝が目に止まったので行って参りました。
わたくし、スモールビジネスの関係でコピーライティングやデザインに興味があるのです。観た感想を一言。
「デザインは2種類に分かれている」
目に止まるか、スルーか
コピーライティングやデザインに興味があるとはいえ、私は素人です。ですので、技法とか法則とか、そういった細かいことは全く分かりません。
そんな私が今回のデザイナー展をざっと一回りしてきたんですが、デザインは「目に止まるか」「スルーされるか」の2種類に大別されると思います。
どんなに技法が優れていて美しいデザインでも、目に止まって見てもらえなければそのデザイン自体の意味や力は薄いと思います。
広告の世界でも同じことがあります。ある腕時計を販売したい会社があって、AとB二種類の広告を作りました。結果、Aの広告がBの40倍売れたという例があります。業界用語でABテストと言うそうですが、デザインだけで売り上げが大きく変わってしまう事例があるのです。
そのキーになっているのが、人の目に止まって訴えかける力があるかどうかです。
ターゲットやテーマの明確化
スモールビジネスをするうえで、現在何人かのデザイナーさんとやり取りをしています。私が「良い」と思うデザイナーさんは、ターゲットやテーマの見極めをしっかりと明確化してからデザインしてきます。逆に「悪い」と思うデザイナーさんだと、見栄えだけをよくする気持ちが先行して、見る人の事を意識せずにデザインしてきます。それ、プロとしてどうなのよ?と思うことも多々あり。
そんな視点で今回の展覧会を見てきました。わたしが目に止まったデザインをご紹介。撮影許可取ってます。
キャンパス一杯に白熊の画像、誰でも理解しやすい「え・・変わったかな?」という疑問符が付いたコピー、上手いですね。コピーは小学生でも分かる言葉を用いると目に止まりやすいのです。一度目を止めてしまえば、その後の小さい文字文章でも自然と読んでしまうものです。
身近にある「信号」を使ったデザイン。コピー部分は「まもなく、赤に変わろうとしています」←この部分を読むと、「何が赤に変わるの?」と思って確かめたくなりますね。
「耳を疑え」と耳を覆い隠した犬がめちゃめちゃ印象的。FUKUSHIMAの末尾に「S」を付けたことにはどんな意図があるのか気になりました。
いやー、このターゲットは私にドンピシャです。スマホに縛られた生活してますからねぇ。はい、スマホ見る時間減らします。
惜しい。見せたい部分のコントラストが近くて分かりにくいですが、テーマは良いと思いました。コピーの部分も、ん~~~、もうちょっと改良の余地があるような。
こちらは個人的に興味があった作品。全部切り絵でできています。味がありますね。
まとめ
私の視点で目に止まるデザインを紹介しました。デザインについてはいろんな需要があるので、正解や間違いは無いと思います。デザイナーの数だけデザインが存在していて、見る人の数だけ感じ方が違うのがデザインの世界だと思いました。