ファイナルファンタジー(略してFF)。私が小学生の頃から夢中になったゲームだ。
もうゲームはしていないが、FFの動向は今でも時々チェックしている。
「そういや、FF13ヴェルサス発表から7年経過してるけどどうなったんだろ?」と気になりググってみたら、
ええええええ~~~?!?!
FF13ヴェルサスがFF15に改名されてた
FF13ヴェルサスはいつの間にかFF15に改名されておりました。
しかもPS3専用だったのが、PS4とXBOX-One用に。
【FF15最新トレーラー】
【ゲーム画像】
動画と画像見ている限りだと面白そう。
っていうか、ちゃんと開発してたという事実に驚きました。
一時期「データ紛失」「開発中止」の噂があったうえに、発表から7年もリリースされていないので自然消滅させるのかと思っていました。
考察 | なぜFF15に変更したのか?
ここにきてなぜFF15への変更をしたのかを考察してみることにした。
根拠は何もない。個人的な推測によるものなので、予めご了承ください。
1.今さら感
FF14がリリースされた後に、今さらFF13のネーミングが付いた製品をリリースすると、「ネーミングが既に古い」とユーザーが感じる為であろう。
商品の売れ行きは「タイトル」に大きく左右される。私達が書籍を買う時、本のタイトルを見てインスパイアされてから手に取る原理と同じだ。
それにFF13,FF13-2のタイトルはそこそこ売れたが、ゲームの内容はイマイチだった。そのイメージを引きずったタイトルでリリースするのはリスキーである。
2.ソニーと手を組んだ
長期間リリースされなかったのは、途中でソニー側のPS4リリースの情報がスクエニに入った為と思われる。
数年後にPS4がリリースされるのであれば、何もわざわざPS3で発売を急ぐことはない。
私がスクエニの社長なら、ソニーにこう交渉するだろう。
「当社のFF13ヴェルサスをFF15に変更して、PS4の目玉タイトルにしてみせる。そうすれば御社のPS4の販売台数も稼げるだろう。その代りハード使用料を下げて欲しい」
まさにWin-Winの関係である。ただ一つ心配なのは、ユーザーを置いてけぼりにしていないかということだ。
江戸時代の商売は「三方良し」が基本理念だった。誰もがハッピーになる結末を目指すことが良い商売とされていたのだ。FF15では、ソニー・スクエニ・ユーザーの三方が満足する結果であって欲しい。
3.開発費を抑える為
スクエニはFF14でまさかに作り直しという失態を起こし、莫大な開発費を浪費してしまった。
オンラインゲームばかり出していたのでは、世界のFFファンはさらに愛想を尽かすのではと考え、非オンラインのFF15のリリースをする必要がある時期に来ている。
しかし、前々から進めていたFF15はまだ形になっていない。・・・であれば、開発途中のFF13ヴェルサスをFF15にしてしまえば、開発費も抑えられるではないか。さらに元々FF15で開発していたプロジェクトをFF16にシフトすることで、タイトル発売期間のインターバルを短くできる。
とスクエニのCEOは考えたのかもしれない。
幻想からの脱却で未来へ
FFシリーズ・ドラクエシリーズの成果が思うように出ていない中、現状を変えようとしてこのように考えたのかもしれない。
でもこの決断は、現状の延長で進むことを意味している。
様々な掲示板では「FFタイトルで出さなきゃいいのに」という書き込みを多く見かけるが、これはユーザーが全く新しいコンセプトのゲームを求めているシグナルだと思う。パズドラの大ヒットは、マンネリ化したゲームシステムから脱却した新しいコンセプトに基づいたゲームだからである。
FFを買い続ける人は、かつて楽しかったFFの思い出を胸に抱いている人だ。「今度こそ昔感じた興奮と楽しさを味わえるかもしれない」と思って買っている。こう思っているユーザーには、今までの延長で作ったようなゲームは心には響かないのだ。ユーザーは「また裏切られた」と思う反面、FFらしく作った開発側は「まさかこんなはずでは」と思うのである。
スクエニはFFという幻想を提供する会社だったが、幻想を自ら脱却しなければ未来は無いのではないか。
【幸呼来】さっこら
私が大学生の頃、スクエアへの就職情報も眺めたことがあります。長期休み、自由な発想が出来る環境など魅力いっぱいなイメージで憧れたものです。あれから13年、時が経てば変わるものですね。
優秀な人材は沢山いると思うのですが、スクエアとエニックス合併で経営母体が大きくなりすぎて、動きが鈍くなっているのかもしれませんね。良いものを作るには良いチームワークが大切です。