無駄なお金を使うのは今日で終わりにしましょう。ビタミンなどサプリメントの効果は無いのです。
先日、赤ワインのポリフェノールに健康への効果確認できずというニュースが流れていました。
米ジョンズホプキンス大学医学部（Johns Hopkins University School of Medicine）のリチャード・センバ（Richard Semba）氏率いる研究チームは、「欧米式の食事に含まれるレスベラトロールには、炎症、心臓血管疾患、がん、寿命などへの実質的な効果を持たないことが示された」という。
赤ワインといえば「ポリフェノール」や「レスベラトロール」「抗酸化作用」という単語が思い浮かびますが、結局は製薬会社やサプリメント会社の市場拡大・需要拡大の為の策略に騙されていたのかもしれませんね。
私達は今までなんという無駄なお金を・・・。
米医学誌でも「サプリメントは効果なし」
去年の12月にも同じように健康食品をぶった切るニュースが流れていました。それがこちら。
ビタミンやミネラルなどのサプリメントは健康効果がなく、十分な栄養を取っている人にはむしろ害になる可能性があるという研究結果を、アメリカの医師らが医学誌アナルズ・オブ・インターナル・メディシンで発表しました。論文のタイトル「もう十分：ビタミンやミネラルのサプリメントに金を浪費するのはやめよう」が衝撃的だったこともあり、米メディアが一斉に報道し、話題になりました。
これは朗報！
ネイチャーメードやDHCにお金をバンバンつぎ込んでいる方、もう余計なお金を使うこともありませんよ。浮いたお金でジムに行ったり、ささみ肉や魚、低脂肪の食品を買うことが出来ます。
摂取し過ぎは死を早める
心臓血管疾患やガン、認知症や言語記憶、心筋梗塞、いずれに対してもビタミンやミネラルなどのサプリメントは効果がなかった。過去の研究から、ベータカロチンが肺がんリスクを高める可能性や、ビタミンEや高容量のビタミンAの摂取が死亡率を高める可能性などが明らかになっている。
サプリメント摂取を止めれば、逆に長生きする人が増えるんじゃないのか・・。
フィンランド、ノルウェー、アメリカ、韓国の科学者による研究でも、ビタミン錠剤を飲むことで早死にするという結果が出ています。特に危ないのはマルチビタミン、葉酸、鉄、マグネシウム、銅の過剰摂取が死を早めるリスクがあるんだとか。
普通に食べて適度な運動をせよ
著者の一人であるミラー医師は、CBSニュースに「健康になりたいのなら、効果のないサプリメントに浪費するのはやめ、果物や野菜、ナッツ類、豆類、低脂肪の乳製品などの食品を食べて運動すべき」と語っています。
健康食品業界はこれに異を唱え、健康的な食生活を送ることができない人の栄養補助にサプリメントは必要だとしていますが、心臓血管疾患とガンの調査を行ったフォートマン医師は
「悪い食生活をサプリメントで補えるなんて思うな。サプリメントをたくさん摂取すればファストフードをたくさん食べても大丈夫だなんて考えるべきではない」と語っています。
ミラー医師の言うことはごもっとも。自分の中の「悪い部分」は、原因になっているものを変えない限り、いつまでも自分に付いて回ってくるのです。もしかしたらサプリメントで誤魔化しが効くかもしれませんが、普通に考えれば原因となっているものを改善した方が手っ取り早い。
アメリカでは近年サプリメントの効果が疑問視されてきていて、フィラデルフィア小児病院の薬局ではサプリメントや健康食品の販売を禁止しているそうです。
本当に健康な生活を送りたいのであれば、サプリメントに頼らない食生活を心がけることが一番良さそうです。
ってか、ドラッグストアに行くとサプリメントや健康食品がズラリ。売れるから取り扱うんでしょうけどね。
サプリメントや健康食品が売れる図式
サプリメントや健康食品が売れるのは、決まって先進国という条件があります。これは当たり前なことで、その日食べるものにも困っている国の人がサプリメントが売っていてても買う訳がない。
最近の例ではブラジル。ワールドカップが行われることになってから、国債がめちゃめちゃ値上がりして景気が豊かになっています。それと同時に、爆発的に売れ行きを伸ばしているのが、日本のヤクルト。
人間は生活が豊かになると、食べ過ぎ飲み過ぎるようになってメタボになりがち。そこで製薬会社や食品会社の宣伝で不安を煽って人々を健康志向にさせ、サプリメントや健康商品関連が売れるという流れ。健康商品業界では鉄板のビジネスなのですよ( ˘ω˘ )
本当に健康になりたいのであれば、不健康になっているであろう自分の生活習慣を見直して、悪い習慣を止めて良い習慣に変えれば良いだけです。
そこに気付かずにサプリメントを買い漁って健康になった気になっている人は、単なるおバカさんなのです。