スマホのセキュリティ対策

あなたはスマホのセキュリティー対策、何かやってますか?

  • 「iPhoneは指紋認証だから大丈夫でしょ」
  • 「パスワードかけてるし」
  • 「無料のセキュリティ対策ソフト入れてるよ」

って人はご用心ですよ。
もしかしたら、既に汚染されちゃてるかもしれません。

まずは、スマホ利用で起こるトラブルをご紹介しましょうか。

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スマホのセキュリティ対策してなくて起こるトラブルはコレよ

スマホのセキュリティ対策をしないで起こるトラブル

被害1.ウイルスに感染して情報が抜き取られる!

みなさん、アプリをいろいろインストールすることありますよね。
でも、これ、すっごく危ないんですよ。

実は無料のアプリって、ウイルス混入危険度が極めて高いんです。
昔のデータですが、2011年の7月のスマホウイルス被害届けで検出されたウイルス数は2.3万個だったそうです。
届け出があったものでこれくらいだから、実際はもっともっと多いでしょう。

ダウンロード&インストールすることで感染し情報抜き取り

ウイルスは主にアプリをインストールすることで感染します。
ダウンロードしただけで感染するものもありますよ。

そして、そのウイルスがする悪事は、

  • 端末の情報収集と外部へ送信
  • 端末内の連絡先にウイルス送りまくり

がメイン。

今のスマホって、クッキーと呼ばれる機能でクレジットカードの情報、電話番号、住所、メールアドレスなんかが全部自動的に記憶されているんですよ。

ウイルスの多くはこの情報を狙っていて、感染すると持っていかれちゃいます。
中国なんかに情報が渡っちゃったら、クレジットカードの不正利用がされる可能性もあります。

【参考】コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況

被害2.無料Wi-Fi経由で情報が抜き取られる

お店で「Wi-Fi無料」とか「Wi-Fi Freeスポット」とかよく見かけますよね。
「わーい、データ通信料かからないでネット出来る!」と喜んだらいけませんよ。

特に鍵(キー)無しWiFiは危険。
スマホから発信されたデータが暗号化されずにネット上に流れてしまうので、例えばネットショッピングで入力したクレジットカード情報、ネット銀行の情報、パスワードが全て外部に読み取られてしまうんです。

だから、海外旅行先の鍵無しWi-Fiサービスなんかは”最初っからヤバイ”と疑った方が良いでしょう。

【参考】スマホハッキングの恐ろしい手口と乗っ取り被害を防ぐ対策方法

被害3.「アプリが許可を求めています」は危ない

アプリインストールすると「アプリが許可を求めています」って表示、見たことありますよね?

これを1度許可しちゃうと、電話番号、メールアドレス、位置情報が外部にダダ漏れする可能性が高いんです。
その結果、迷惑メールが届いたり、教えたはずのない販売会社から電話が来たリすることがあります。

ここで注意したいのは「有名なアプリだから大丈夫でしょ!」っていう誤った判断です。

例えばyoutubeの名を語ったアプリなんか沢山あるんですよ。
「Youtubeが見やすくなる!」「ニコニコ動画が見やすくなる!」という風に釣ってインストールさせて、確かに動画は見られるんですが、情報を外部送信しているアプリなんか沢山あるんですよ。

【参考】警視庁サイト「スマートフォンを利用している方へ」

被害4.ワンクリック、ワンタップ請求

サイト閲覧して年齢認証したら、スマホの情報を抜き取られて自動会員登録、高額料金請求される”ワンクリック請求”はPC~携帯電話時代から変わらず、スマホでも被害が多いんです。

それでもPCと携帯電話の時はメールアドレスや電話番号情報は抜き取られなかったんですが、スマホの場合だとワンクリック請求時にはほとんどの情報が抜き取られるケースが多いんです。

【参考】ワンクリック料金請求にご用心

被害5.スマホ落として情報抜き取られまくり

スマホにパスワードかけてるっていっても、ほとんどの人はたった4桁なんですよね。
だからスマホを落としちゃえば、時間と根性さえあれば簡単にパスワードを破られてスマホの中身を見られちゃいます。

で、ネットを閲覧しているブラウザなんかに自動保存されたパスワードやらクレジットカード情報なんかを抜き取られて悪用されるケースがあります。

【参考】盗難・紛失に伴う情報漏えいに気を付けよう

ちゃんと事前に対策しておけばトラブルにはならないんだよ

こういったスマホのトラブルに見舞われる人って、大体が「自分には関係無いだろう」って他人事に考えてる傾向があります。
スマホを買った段階ですでに他人事じゃ無いんですけどね。

「まぁ大丈夫じゃない?」と楽観視しないで、スマホのセキュリティー対策はしっかりやった方が良いですよというお話です。

ということでスマホのセキュリティ対策は以下。

スマホでするべきセキュリティ対策

スマホでするべきセキュリティ対策

対策1.出所の不明なアプリはダウンロード、インストールしない

「面白そう!」「便利そう!」という判断だけで良く分からないアプリはダウンロード&インストールしないこと!

個人が制作したようなアプリは基本的に危ないと思った方が良いです。
そしてレビューが多いからと言っても安心出来ないのがアプリの世界です。

聞いた時も無いアプリ&制作者がよく分からないアプリで「アクセスの許可を求めています」と表示されるものは、基本的にインストールをキャンセルしましょう。

対策2.ワンクリック・ワンタップ請求で登録になっても慌てない

「あれ?!自動的に有料会員登録になった!」「知らない請求が来た!」という場合は、とにかく慌てないこと!

もしこういう事態になったら、すぐに国民生活センターに問い合わせ・電話をしましょう。
消費者ホットラインに電話をかければ、いろんな相談を受けられます。

国民生活センターページ

対策3.外出先で鍵無しWi-Fiには接続しないこと

パスワードを求められない、いわゆる”鍵無しWi-Fi”には接続しないこと!
スマホから送信されるデータが暗号化されずにネット上を流れるので、個人情報がダダ漏れします。

海外旅行に行くと鍵無しWi-Fiに接続できるお店やホテルをよく見かけますが、絶対危ないと思った方が良いです。

有線LANでも危ないですよ。
宿泊先に有線LANしか無い場合は、”ホテル用ルーター”というものが3000円くらいで売ってるので、これを使えば安心です。

ホテルのLANケーブルをこのルーターに挿して、Wi-Fi接続でパスワード入れればOKというものでかなり役立ちます。

対策4.しっかりしたセキュリティーソフトを入れる

最後に、無料のものでなくちゃんとしたセキュリティー対策ソフトをインストールしておくこと。

無料のものって、なぜ無料なのか考えれば分かるよね。
インストールさせて、得た情報やソフトが流す情報で稼いでいるからですよ。

セキュリティソフトはトレンドマイクロのウイルスバスター、ESET、マカフィーなどが有名ですが、私も使ってて一番お勧めするのが”カスペルスキー”です。
これ1つ入れておけば、端末全てとりあえず安心できるっていうセキュリティソフトです。

PC、タブレット、スマホの対策が全部出来るし、家族で合計10端末にインストールできるプレミアムライセンスでも3年間で1万円ちょっとと安い。
スマホを落とした場合でも、GPSから位置を特定してデータを消去できるし、危なげなアプリやサイトは事前に全て警告やブロックしてくれるうえに動作がとにかく軽いです。

これ以上書くとカスペルスキーの宣伝みたいになっちゃうので割愛しますが、ご興味ある方は公式サイトでとうぞ。

【リンク】カスペルスキー 2015 マルチプラットフォーム セキュリティ

ちなみにマカフィーやトレンドマイクロなどのソフトだと機能不十分だし高いです!


いろんな人に「セキュリティ対策、なんかやってる?」って聞くと「えっ?・・・そういうの分からない」って答える人ばっかりなんですよね。
個人情報と他人の情報がパンパンに詰まった資産を持ち歩いてるって認識に変えた方良いです。

無知は損”にならないことを祈ります!

多分ヤバいよ、あなたのスマホ!