ウチの文鳥様も生まれて半年になりました。
面白い事に、鳴き方がいろいろあって、それぞれに意味があることが分かってくるんですよ。
文鳥は飼い主に向かって「どうすれば自分の気持ちが伝わるか」を考えて試行錯誤しているらしいんですね。
それで、何回か「あ、この鳴き方で伝わるんだ」と学習すれば、次も同じ鳴き方で伝えようとするらしいです。
・・ってこの本にも書いてました。
文鳥写真家としても有名な伊藤美代子さんが書いた本で、廃版になってて今5,000円~1万円とプレミア付いてます。
で、我が家の文鳥のモフちゃんの鳴き方は12種類ありまして、
目次
1「ピッ!ピッ!」という鳴き声
強く「ピッ!」と鳴くと「ねぇ!ねぇ!」と呼び掛けてる意味です。
籠の外に出して欲しい時は「ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!ピッ!」とうるさいくらい連呼してます。
家に帰って来た時も同じように連呼しますが、おそらく喜びと「待ってたー!」と言ってるんでしょう。
飛び立つ時も同じように軽く「ピッ」と鳴きますが、これは人間で言えば「ヨシッ!」とか年取ったら「よいしょ」になるんじゃないかな。
2「ホミッ、ホミッ」という鳴き声
「ホミッ、ホミッ」とそれほど強くない声で鳴くこともよくあります。
これは2種類の訳し方があって、1つは「ねぇ~~、ねぇ~~~、頼むよぉぉ~」とちょっと甘え&駄々をこねながら飼い主に呼びかけている時。
もう1つは、「ね?ね?それ何?」と飼い主が持ってる物に興味を示している時。
基本は「ねぇ」という意味で、それぞれのシーンで疑問符が付いたり付かなかったりします。
3「ピチューイピチューイ、ピーヨピーヨ」という鳴き声
「ピチューイピチューイ、ピーヨピーヨ」はオス文鳥には定番ですね。
求愛の歌です。求愛ダンスの時は体をS字にして下半身を膨張して大きく見せて、ぴょんぴょん一定リズムで跳ねながら歌います。
ダンスをしなくてもよく歌っていますが、これは機嫌が良い時ですね。(間違いない)
天気がよく晴れてて気温も過ごしやすい時にはよく歌ってます。
4「キャルルルル!」
威嚇の時は飼い主だろうが「キャルルルル」と鳴きます。
遊んでる物を取り上げたりとか、指先を目の前に差し出すと威嚇されてると思ってこの声を出します。
めっちゃ本気になると強く噛んだり突いたりしますが、それは飼い主が悪いこともあるので仕方ありませんね。
5「ギャッギャッ」という鳴き声
低い声で「ギャッギャツ」と鳴くこともありますが、これはテンションがめっちゃ低くて不満を伝えたい時ですね。
「チッ、なんだよなんだよ・・・」と言ってるんだと思います。
私があまりかまってやれない、放鳥したのにすぐに籠に入れた時、まだまだ遊びたいのに寝かされる時は、さらにテンションが低い声で鳴きます。
6「ポッ、ポッ」という鳴き声
飼い主が外出する時にこの声で鳴きます。
「ポッ」と表現しましたが、「ポッ」と「ペッ」の中間で低めの鳴き声です。
飼い主が着替え始めると、ソワソワしはじめて、この鳴き声が出始めます。
外出しちゃうんだな~と分かるんでしょうね。
ですので、「寂しいな~、行っちゃうのかよ~」という意味だと思います。
7「パッ!パッ!」という鳴き声
6の「ポッ」に似ているんですが、「パッ」と「ポッ」の中間でそんなに低い声ではありません。連続で「パパパパッ!」と鳴くことも多いです。
机で仕事していて休憩で立ち上がる時に、出入り口にやってきてこの鳴き方をよくします。
おそらく、「そろそろ外に出してよ~」と甘えながら交渉しているのでしょう。
8「キュゥゥゥ~~キュゥゥゥ~」という鳴き声
前振りも無く突然「キュゥゥゥ~~キュゥゥゥ~」と鳴きますが、一般的には寂しくて甘えたい時と解釈されているらしいです。
わが家の文鳥様は籠の中で外を見ながらでもこの鳴き声を出しているので、多分「寂しい・甘え」だけでは無いんじゃないかな。
ですが、7「パッ」の鳴き声からこの「キュウゥゥ」という鳴き声に続けることもあるので、甘えの意味もあるとは思います。
めちゃくちゃ面白い文鳥偏愛マンガ「すぴすぴ事情」には、”オスがメスを巣に呼ぶ時の鳴き声”とも書いていました。
9「ポポポポポポ」「ピピピピピピピピ」という鳴き声
これ、文鳥の挨拶の鳴き声らしく、オスとメスが「会えて嬉しい」という挨拶でとしてお互いに「ポポポポポ」「ピピピピピ」と違う音程で鳴くことで「ポピポピポピ」と聞こえるらしい。(我が家は1羽飼いなので分かりませんが)
我が家の文鳥様は朝起こした時、夜寝せる時、外出から帰ってきた時にこの「ポポポポポ」と連続した鳴き声を出します。
さらに、この声を出すと同時に必ず鈴を口ばしで突いて「チリンチリン」と鳴らすんですよ。
文鳥なりに挨拶として学んだ動作なんでしょうね。
こういうところを見ると、「文鳥って頭良いなぁ」と思います。
10「ホチョチョチョチョチョチョ!」という鳴き声
気合い入った飛行中の時に「ホチョチョチョチョ!」と鳴きます。
これは「ワーイワーイ!外に出してもらえたー!」という喜びの表現です。
11「ゲッゲッゲッ!」という鳴き声
これはレアな鳴き声ですが、危険が迫っていると感じた時に、周囲(飼い主)に「危ないよ!」と知らせる時の鳴き声です。
ウチではカラスが窓を横切った時の陰に反応すると、この鳴き声を出すことがあります。
12「キッキッ」という鳴き声
おもちゃで遊んでいる時に「キッキッ」という感じの声になります。
つまり、楽しいんでしょうね。我が家の文鳥は封筒のフィルムが大好きで、紙の箱に沢山フィルムを入れた通称”モフのおもちゃ箱”があります。
放鳥しているとおもちゃ箱の前に行って、こっちを見て遊びたそうに訴えてきます(毎日)。
まとめ.文鳥は一生懸命生きて飼い主に何かを伝えようとしている
とりあえず、文鳥様は常に一生懸命生きてるなぁと感じます。
そして一生懸命飼い主に何かを伝えようとしている様子を見て、「今日はご機嫌だな」とか「機嫌が悪そうだなぁ」など理解できるのが楽しいですね。
一緒に過ごす時間が長くなるほど、文鳥様も自分の事を家族か仲間と思ってくれているようで、いろんな鳴き声と態度で示してくる様子が見られることも、文鳥を飼う楽しさの一つです。
【参考書籍】
文鳥好きなら「すぴすぴ事情」は絶対読んで欲しい!!!と私が超超お勧めの文鳥偏愛マンガです。著者の立花晶さんが飼っている文鳥生活をマンガにしいるんですが、とにかく描写が細かくて面白い!
文鳥大好きの友人にもプレゼントしたらハマって何回も読んでいました。ぜひ読んでみて欲しいです!
文鳥写真家で有名な伊藤美代子さん著の文鳥本。
もう絶版になっていますが、文鳥ファンには必読の1冊でしょうね。
文鳥の気持ちや病気の時の対処法なども書かれています。
こんなに良い本なのにどうして絶版になっちゃったんだろう、というくらいの名著。
この本は古いんですが凄く勉強になりました!
文鳥と一緒に暮らしている人は絶対に読んでほしい。
文鳥との暮らしがもっと楽しくなって、より絆が深まると思います。