恋をすると盲目になる正体

最近、結婚して丸4年経過しました。今お互いが感じている感情は、付き合いだした頃の「恋心」とは変わってきているってこと。

付き合い当初は私も盲目で、周りがよく見えていませんでした。それが今やのんびりと安定した関係になっている。学生の多感な頃に、女友達が「付き合い続けると恋は愛に変わるんです」と言っていたのを思い出しましたが、まさにその通りだと思う今日この頃です。

そこで、「なぜ恋は人を盲目にさせてしまうのか?」とググったら、面白いことが分かったのでご紹介します。

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恋が盲目にさせる理由

恋が盲目にさせる理由
人が恋をしてしまうと盲目になる正体が、既に2年前の研究で発表されておりました。

人は恋に落ちるときに冷静な判断をできなくなります。これは心が奪われるから、というロマンチックな理由ではありません。判断に不可欠な脳の前頭葉の機能が停止してしまうために起きるものです。

神経科医の研究グループは、ある被験者の脳の動きをMRI(核磁気共鳴画像法)でスキャンしました。その際に好意を抱いている相手の写真を見せたところ、「批判」と「疑い」に関する脳の機能を停止したことを確認したそうです。

ロンドン大学の研究者は、「人は恋心を抱く誰かを見ると、脳の一部の領域が活発になります。しかし、「判断」を含む多くの部分の機能を緩めてしまいます」と、説明しています。その理由については「脳がより生殖活動に集中するために、判断能力を鈍らせるのかもしれない」としています。

【引用】「恋は盲目」「恋は麻薬」は本当だった! 最新研究で恋がおよぼす影響が明らかに

なるほど!!確かに、どんなに周囲から評判の悪い人だろうが、恋に落ちている間は誰に何と言われようが「疑う」ということをしなかったわww

その後付き合っていくうちに「周囲の言ってることは本当だったな・・」になり、別れた後は「俺はなんであの人を好きになっていたんだ???」と不思議に思った経験がある。

私の脳は完全に麻痺していたわけです。そしてその理由が「生殖活動に集中する」という、人間の本能的なものらしい。

恋心が冷める理由

恋心が冷める理由
さらにもうちょっと突っ込んで調べてみた。ウキウキドキドキの恋心が冷める理由である。それには、恋心を抱くと分泌されるドーパミンが深く関係しておりました。

特にこの「ドーパミン」は、恋愛初期に脳から分泌されることがわかっています。

「ドーパミン」は刺激が強く、気分の高揚や、疲れを感じにくくなる作用もあります。楽しくて仕方なくなる感情をもたらしてくれる「ドーパミン」は、いわば「恋愛中毒麻薬」なんです。

しかし、この恋愛中毒麻薬「ドーパミン」は、1度の恋愛感情だと早ければ12カ月、長くとも18カ月ほどで減少してしまうことがわかっています。

【引用】exciteニュース 恋心は18カ月で冷める!? 長続きするカップルになる秘訣

ドーパミン、減少してくれてOK!!!恋って疲れるし!!

交際中、関係が上手くいっていれば生活が充実して楽しくって仕方ない。だが、場合によっては「今何をしているんだろう?」「返事が来ないぞ!」「気になって他の事が手に付かない!」「眠れん!」という風にもなってしまうわけで。こんな状態が10年も続いてたとしたら、わたし、今頃干からびて死んでたかもしれない。

恋が愛に変わる理由

恋が愛に変わる理由
で、女友達が言ってた「付き合い続けると恋は愛に変わるんです」にもちゃんと理由がありました。

恋愛ホルモンが分泌されなくなってくると、代わりに脳にセロトニンという物質の分泌が高まります。このセロトニンとは、多幸感のようなものを人間の気持ちの中に生み出します。

「この人といると、落ち着く」「この子といると、何だか幸せ」という気持ちは、このセロトニンが生み出しているもの。その気持ちも、ズルズルと付き合っているうちに薄れてきてしまいます。

ですから、恋愛から結婚へとシフトして、家族という形で関係を継続させるようにしていけば、別れることはありません。

【引用】マイナビニュース どうして恋心は3年で冷めるのか?

確かに恋は愛に変わっておりました。すべてはホルモンの作用に支配されていたようですね。そして『家族』が人間の恋の最終形です。

ですが、この結果でめちゃめちゃ気になったのは、

その気持ちも、ズルズルと付き合っているうちに薄れてきてしまいます。

セロトニンすら分泌されなくなってしまったら、「夫婦が一緒にいる意味は、感情的なものを捨てて子供を育てる為だけなのか?!」という疑問。

それはそれで意義深いことだと思いますが、実際の所どうなんでしょうか?結婚生活10年くらいの人生の先輩方、ぜひご意見を頂ければ幸いです・・・。