恒例の月一ひとり温泉旅。
今回は盛岡つなぎ温泉「旅染屋 山いち」に泊まってみました。
平日で1泊11,000円でございます。
全館畳張りの旅館
山いちの特徴としては、全館床が畳張りなことです。畳のためか落ち着いた雰囲気。館内はほのかに暖かくて、歩く足が冷たくないんですよ。
温泉
山いちの温泉は、ほのかな硫黄の香りがあるものです。内湯と露天風呂で外観はそれほど変わりませんが、しっかりとした温泉です。
温泉上がりには、つなぎ温泉の名水「藤倉の湧水」で一息。
環境省の「岩手県の代表的な湧水」によると、「藤倉神社敷地内に湧き出る清水。古くから地元の生活用水として利用されてきた。」とあります。藤倉神社氏子による清掃活動も実施されているようで、今でも親しまれている湧水みたいです。
館内にはミニバーっぽい所もあります。ここでコーヒーや焼酎割などのドリンクを作ってくれるみたいです。
温泉を上がると目の前に休憩場所がありますよ。マンガやネイルが置いてあり、女性がくつろげる感じになっています。
足のブルブルマッサージ器は無料。気持ちいいです。
館内はオブジェとライトで、旅館の雰囲気に合った演出されてます。
浴衣もバリエーションがあって、好きなものを選べます。とはいえ、私はLLサイズのため、選択肢はかなり限られていました。
山いちの部屋
私が泊まった部屋。一人という事もあって6畳部屋です。一人用なんでしょうね。ギリギリ二人はいけると思う。
灰皿が置いておりますが、部屋はタバコの臭いはしません。そして暖かい。エアコンと別にストーブが置いてあります。
ちなみにWi-Fiはありません。
山いちの夕食
山いちの夕食は店主が作っているらしいです。部屋食です。味はなかなかのクオリティ。牛鍋や魚の煮物が美味しいですよ。
お刺身は一般的なクオリティ。一般的です。もう1度言いますが一般的です。
小岩井牛乳を使ったスープ。シチューのようで美味しい。
好物の焼魚!!イワナです!最初、ワラに刺さって登場した時には「なにっ?www」とびっくりしましたが、演出だそうです。
焼きたてで美味い。魚って、焼くだけで立派な一品料理になりますよねぇ。
なぜか後半にサラダが運ばれてきました。半熟卵が乗っててこれも美味しいですよ。
でもなぜ後半にサラダなのか・・普通は最初だと思うんですが。そして突然の洋風。野菜を食べられるのは嬉しいんですが、メニュー全体としては統一感が無いような気がします。
むしろ、このメニュー無くてもいいかも。
お蕎麦。麺はしっかりしていました。
最初から七味が乗っていましたが、これは運んでくるまえに聞いて欲しかったなぁと。私、七味アレルギーなんです。
同じく七味が苦手な人は予め言っておく必要があります。
最後にデザート。いろんなフルーツがミックスされて、ジュレがかかったものです。
そして贅沢な時間は続く・・。
朝食~帰宅
朝食も豪華!
ひっつみが入った味噌汁、茶碗蒸しが絶品でした。
私が岩手で一番美味しいと思っている「岩泉ヨーグルト」も好きなだけ食べられます。
チェックアウトは10時。最後に温泉に浸かって、帰りは美しい湖を眺めながらゆっくりと帰路につきました。
感想まとめ
旅染屋 山いちさんは、盛岡出張に来たビジネスマンで、ちょっと贅沢な宿泊をしたい方に良いんじゃないでしょうか。
平日ですと休日より安いし、11,000円でこのクオリティは納得だと思います。しかも盛岡市内まで車で30分です。
以前四季亭に泊まった時は仲居さんがかなり絡んできてくれましたが、山いちさんではそういうことは無いっぽいです(雰囲気から察して)。
料理は脂っこいものは無いので、胃もたれはしません。身体と健康に良い食事ですよ。
だれかに干渉されず、一人、または数名だけの時間をじっくり楽しみたい方に向いている温泉宿だと思います。