胸郭出口症候群パソコン

パソコンを触ると手や指先がしびれて痛くなる・・・

その症状、もしかしたらパソコンの使い過ぎによる胸郭出口症候群かもしれません。

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胸郭出口症候群とは

胸郭出口症候群【画像出典】胸郭出口症候群

胸郭出口症候群とは、鎖骨と第一肋骨の隙間の「胸郭出口」が何らかの原因で狭くなり、そこを通る腕神経が圧迫されていろいろな症状を引き起こすものです。

パソコンの使い過ぎによる胸郭出口症候群

パソコンを多く使いすぎる人に多いのが、小胸筋の圧迫による胸郭出口症候群です。

パソコンを使っている時、無意識に肩周辺に余計な力をかけてしまう人がいます。このことで胸郭出口周辺の小胸筋が緊張して固くなり、手指のしびれや痛みを引き起こす胸郭出口症候群のような症状を発症してしまいます。

症状が出る人の特徴

胸郭出口症候群症状

パソコンを使うと症状が出る人は、パソコン使用時に以下の特徴を持っている事が多いです。

  • なで肩、猫背
  • パソコンを使う時、首が前に突き出している
  • キーボードをタイプする力が強い
  • キーボードをタイプする時に、肘が机から浮いている
  • クリックする力が強い
  • 長時間パソコンを使用する人

改善・治療方法

パソコンを使って胸郭出口症候群症状が出る人は、習慣を変えることで改善・治療する可能性が大きいです。症状を改善する為に以下を実践してみましょう。

猫背を治す

パソコンを使う時に猫背をやめましょう。猫背は意識で治すことが出来ます。猫背姿勢は体の筋肉にかける負荷バランスを崩してしまいます。書籍「猫背は治る!」は猫背改善策としてよく読まれている本で、参考になります。

体の力を抜く

パソコンの使い過ぎで症状を引き起こす1番の問題は、体の使い方です。

普段自分がパソコンを使う時に、体に余計な力をかけていないかを分析してみましょう。パソコン操作時、余計な力を一切使わない習慣に改善することが大切です。

これは肩こり予防と軽減にも繋がります。

机と椅子の高さ調整

机といすの高さの調整をします。

椅子の最適な高さは、足の平が床に付いた時、膝の角度がを90度になっていることです。そしてキーボードやマウスを操作する時に、肘が机の上に適度に乗る高さが良いです。

肘が机に乗った状態でパソコンを操作できることで、操作時に筋肉の負荷を軽くすることが出来ます。

適度な休憩とストレッチをする

明日から力を抜く習慣に変えることは難しいものです。よって1時間に1回は休憩をして、上半身のストレッチを行いましょう。オフィスでは以下に紹介する動画のものがお勧めです。

【参考ストレッチ】肩こりに効くストレッチまとめ

入浴後のストレッチ

入浴をすることで体の緊張をほぐします。入浴は出来るだけ毎日しましょう。入浴後のストレッチも入念に行うことで、症状が軽減・回復します。

私の胸郭出口症候群情報サイトで、一番売れているストレッチ書籍をご紹介しておきます。私もこの方法を実践しています。

【幸呼来】長く健康に仕事を続けるために

私のところへ悩み相談に来る人の中では、パソコン作業がメインという人もいます。胸郭出口症候群になってしまうと、パソコンを使うこと自体が辛く症状を悪化させることになり、最悪は退職せざるを得なくなるケースもあります。

長く健康に仕事を続ける為には、体のメンテナンスをすることや、無理な力を使わない習慣を学ぶ必要があります。整体や針灸に頼る人も多いですが、効果は一時的な事が多いです。

健康な体を維持するには、自己管理を日常の習慣にする必要があります。自己管理の習慣化がしっかりできていれば、医師や民間療法に頼らずに済むのです。