Xperiaに搭載されているNFCとは？

Xperiaを購入したら、WiFiやBluetooth設定の画面に「NFC」の文字が。

「NFC?良くわからんけど、どーせ使わんだろう」と思ったままにしておくのはもったいないので、くわしく調べてみましたのでご紹介します。

NFCとは

NFC（Near Field Communication）

通信距離が10cm程度で、「かざす」だけで簡単にデータ通信が行える機能。

例えば、NFC搭載のスマートフォンをNFC搭載のテレビに「かざす」だけで、スマートフォンに保存している写真をテレビに写したりできる。NFC搭載プリンターに近づけるだけで、写真を印刷することができる。

このようにお互いの機器がNFC搭載だった場合、「かざす」だけでいろいろなデータのやり取りが可能になるというものです。

それってSuicaと同じ？

そう、Suicaやおさいふケータイとほとんど同じで、これらもNFCの一種です。しかし日本で使われてきたこの技術は、FeliCaというソニー独自の規格で、日本でしか利用されていませんでした。

NFCは日本独自のFeliCaと違い、世界規格です。つまり、NFC対応のおさいふケータイのようなものがあれば、世界のNFCで決済対応のお店で買い物が出来るということです。

iPhoneは6からNFCが搭載されましたが、日本の決済システムではまだNFC対応したものがありません。iPhone7には日本独自のFelicaが搭載されましたから、モバイルSuicaが使えるようにはなりました。

ちなみに現在スマートフォンの「かざすだけ」決済は、こんな感じに分かれています。

NFC決済の三井住友カード Visa payWave、paypass、Cashbeeはまだ日本では聞き慣れませんね。

NFCのAndroidアプリが続々出始めている

最近ではAndroid端末の多くがNFCに対応し始めていて、NFCアプリも出始めているようです。以下、NFCアプリまとめサイトです。

マジでNFC使ってないの？超便利だよ。NFCアプリまとめ【Android】

一眼レフカメラなんかにもNFC接続が搭載されてきている

あとNFC利用の具体例としては、一眼レフカメラです。最新の一眼レフカメラ機種にはNFC対応しているものが出てきています。

NFC対応しているスマートフォンがあれば、一眼レフカメラに印字されているNFCマークにスマホをかざし合うだけで、スマホとカメラが同期して、スマホでカメラのシャッターを切ったりすることができます。一眼レフだけじゃなく、ビデオカメラにもNFCが搭載されてきています。

つまり、NFCを搭載した機械どうしだと、NFCマーク同士をかざし合うだけで機能の同期ができたりする、という用途です。

NFCの時代はこれから

聞き慣れないNFCでしたが、これから主流になっていくんでしょうね。
最近は海外にもスマホを持って出かける人が増えたので、世界中でNFC対応のお店やサービスが増えていくことでしょう。

iPhoneもiPhone5sからNFC対応し、アメリカでは「Apple Pay」という日本版おさいふケータイのサービスが開始しました。
日本でも2016年秋からiPhone7でモバイルsuSuicaが使えるようになりましたが、これはNFC方式での接続決済ではありません。

iPhoneシリーズはiPhone6からNFCが搭載されています。Xperiaなら最近の機種はほとんど搭載されています。

ちなみにUSB対応の非接触ICカードリーダーPaSoRi RC-S380という有名な機器がありますが、これを自宅のPCやノーツPCに繋いで、電子マネーのチャージ（楽天Edy,WAON,Suicaなど)や、確定申告が自宅でできるようになります。これにもNFCの技術が使われています。