「鬼は内!福は外!」
誤字ではありません。
節分で一般的な掛け声といったら「鬼は外!福は内!」でありますが、この掛け声の逆パターンを行うところもあるんです。
ということで雑学シェアしておきます。
「鬼は内、福は外」をする人たち
豆を撒く際には掛け声をかける。1447年の「臥雲日件録」には「散熬豆因唱鬼外福内」とあるように、掛け声は通常「鬼は外、福は内」である。
しかし、地域や神社によってバリエーションがある。鬼を祭神または神の使いとしている神社、また方避けの寺社では「鬼は外」ではなく「鬼も内(鬼は内)」としている。
新宗教の大本は鬼神を「艮の金神(国常立尊)」と解釈しているので、同じく「鬼は内」とする。家庭内での豆まきに於いても、「鬼」の付く姓(比較的少数だが「鬼塚」、「鬼頭」など)の家庭もしくは鬼が付く地名の地域では「鬼は内」の掛け声が多いという。
大名九鬼家の領地でも、藩主に敬意を表して「鬼は内」としている。
【参考リンク】Wikipedia
つまり、鬼を祀っている神社や、名字に「鬼」が入っている家庭では「鬼は内、福は外」にするようです。
「福を外に追い出してどうするんだ」と思われるかもしれませんが、「福は外」にすると、他の家に福を与えることになるという解釈をするらしいです。
歴史ある宮中行事も、時代と地方によっては変化や違いがあるんですね。ウチではもっぱらノーマルバージョンですが、高校の先輩である「鬼塚」さんちは『俺んちは「鬼は内」なんだぞ』と言ってました。あの言葉はギャグじゃなかったのです。
節分の由来が1分半で正しく分かる動画を見つけましたので、興味ある人はどうぞ。イワシの頭をかける風習とか、いろいろあったんですねぇ。
ちなみに節分では歳の数だけ豆を食べるというのが一般的ですが、自分の年の数の1つ多く食べると、体が丈夫になり風邪をひかないという言い伝えがある地方もあるようです。
節分でもいろいろあるのですねぇ。身の回りで普段何気なくやっていることでも、調べてみると「へぇぇ~」というのが見つかるものです。