20代で平均203万円貯金。700万以上貯金している人もいるぞ。
マイナビウーマンさんで「20歳代で貯金はどのくらいが普通?」という記事を読んで、心配になったことがあります。それは…、
20代平均貯蓄額
調査データによると、20代の年収300~500万未満の人たちの貯金額は以下の通りらしい。
- 金融資産非保有 30.6%
- 100万円未満 14.3%
- 100-200万円未満 12.2%
- 200-300万円未満 6.1%
- 300-400万円未満 8.2%
- 400-500万円未満 8.2%
- 500-700万円未満 4.1%
- 700-1,000万円未満 8.2%
- 1,000-1,500万円未満 0.0%
- 1,500-2,000万円未満 0.0%
- 2,000-3,000万円未満 0.0%
- 3,000万円以上 0.0%
- 無回答 8.2%
平均貯蓄額203万円。
このデータでの平均は203万円なんですが、200~300未満が6.1%ですのでこの金額帯の貯蓄者はそれほどいない。むしろ、貯蓄額の平均を上げているのは300万以上の層。300万円~1000万円未満の貯蓄者が30%くらいいるんですね。
年収300~500万で200万円も貯めていればかなり十分だと思うんですが、700万円以上貯めている8.2%っていったい・・貯蓄おたくか?自主的に貯めているならまだ良いと思うんですが、もし子供の頃親から「貰ったお金は貯金しなさい」と言われたのをそのまま信じているのか。いや、良い方向で考えれば、仕事が忙しすぎて使う暇がないという人かも。
どちらにしても700万円以上貯めている人も私は逆に心配になります。新年早々から若者の貯蓄を批判して炎上してた、ちきりん女史の言葉を思い出します。
去年、100万円分の貯金が増えたと喜んでいる人は、「もしかして自分は100万円分の貴重な経験をとりにがしたのではないか?」と真剣に振り返ってみた方がいい。
— ちきりん (@InsideCHIKIRIN) 2014, 1月 1
仰る通り、700万円分の貴重な体験を取り逃がしているかもしれませんよ。年収300~500万円で貯金を700万円も貯めている人の生活を想像すると、ほとんど遊びにも行かず、人付き合いも殆ど無い、欲しい物も買わない、いや、欲しいという概念が無いのかもしれない。
私が思うに、20代ってお金の使い方を学んだり、お金を使うことでいろんな事を経験しておくべき時期だと思うんですね。自分もそうだったんですが、大学生の頃だと結構な浪費家でした。投資か浪費かの判断が付かなかったんですね。でも20代後半からその区別が付くようになってきたと感じています。いろんな経験も出来ました。
今は浪費はほとんどありません。お金は使いますが、ほとんどが自己投資と家庭への投資です。こういうことが出来るようになったのも、20代までお金をじゃぶじゃぶ使ったからです。それでも30歳になる前の貯金は200万円くらいありました。20代の頃、お金を使った経験が今に生きています。
もし「何かあった時の為に貯めている」という貯金だったら、適度に使った方良いと思いますよ。お金を使うことで20代にしかできない貴重な経験が沢山出来ると思います。
20代のうちは「何かあったら」は基本的に無い
私の20代を振り返ると、貯金は100万円くらいで十分だったと感じています。
私も「何かあったら」と思ってちょっとの貯金はしていましたが、結局何もありませんでした。今思えば、海外旅行にもっと行けば良かったと後悔しています。
「何かあったら」で考えられるのは病気ですよね。日本は高額医療費制度がありますから、支払っても月に最大9万円くらいです。20代のうちは、そんな高額医療費を支払うほどの大病に罹るリスクも少ないです。医療保険も入っていれば、医療費もそれほど問題ありませんしね。