先日意味分かってる?ホームページを持つ事と集客の違いで、「ホームページ開設と集客するためのホームページ制作・運営は違いますよ」と書いたわけですが。
とはいっても「事業を立ち上げたからホームページ開設しよう!」と簡単に考える事業主さんは後を絶たないわけで。「ホームページを持つ=売り上げアップ」と勘違いしている方が未だに山ほどいるのです。
一体何の目的があってホームページを開設しているのか、事業主自身が分かっていないことが多いんですね。だから、見てくれだけのホームページを作ってあげれば事業主はとりあえず満足するわけです。しかし、見てくれだけ良くても誰も見てくれないから、ほとんど意味がないです、はい。
検索エンジンにヒットしなかったら誰が見るの?
最初に想像してほしいんですが、私達が普段ヤフーやグーグルで調べ物をしてサービスや商品を探すとき、会社名を打ち込むことってそんなにありませんよね。ということでホームページが見られる為には
「ウチのホームページ、何のキーワードで検索すれば検索結果に出てくるの」
というのを意識してホームページ制作・運営する必要があるわけです。おまけに、ほとんどの人はヤフーやグーグルの検索結果は11位以降見る人はほとんどいません。検索者の3%くらいって言われています。
つまり、高いお金を払ってホームページを開設したところで、検索エンジンの1ページ目を取らなければホームページの集客効果としてはほぼ無意味な状態になってしまうんです。ということで、集客の為のホームページ制作・運営はまさしく、
戦争だと思った方がいい。
何の知識も勉強もしないで「ホームページ制作お願いします」ってお願いするのは、裸で戦線に突入していくようなもんです。
ただし、「集客はホームページ以外の別の手段で行うから、ただホームページさえあればいい」というなら問題はありません。そういう目的なら、見てくれだけ綺麗なホームページを用意しといた方が良いです。会社の信用度アップに繋がります。
制作会社が作るホームページはどんなものか
ホームページ制作をしてもらう多くの人が、検索で「ホームページ 格安 (地名)」とか「ホームページ 制作 格安」で調べるのではないでしょうか。
検索結果には「格安ホームページ」と銘打った検索結果が↑のようにズラズラと出てくるんですが、これらの会社の制作実績のホームページ内部をちょっと拝見したところ、マジやばいです。
これ、制作会社が格安で作ったというある美容室ホームページのソースです。
簡単にいうと、グーグルやヤフーはホームページの外観を見ているんじゃなくて、↑のようなホームページの中身であるソースコードを見て「これは良いサイトだ、上位表示させよう」とか「これは検索者の為の情報は詰まってないから、100位くらいでいいかぁ~」と決めているんですね。
さっきマジやばいと言ったのは、中身がスカスカでやばいという意味です。言うなれば、見た目だけは良くて中身がスカスカのハリボテのようなホームページです。当然のごとく検索では圏外だし、ほとんど誰も見てないでしょうね。
地元盛岡の制作会社のホームページ制作実績を見てみた
ということで、私の地元・盛岡市のホームページ制作会社も気になったので、早速制作実績のホームページをいくつか見ましたところ、超マジやばい。
今時iPhoneで見れないフラッシュをばんばん使ったホームページ制作してるうえに、どこの地域の人がどれくらい見ているのかが分かるアナリティクスすら設置してないとか。名指しで晒すと営業某外になりかねないのでここには書きませんが、盛岡市民として悲しくなりますわ。
いけませんよ、そういう外注に制作依頼しちゃ。
これからホームページ制作依頼しようと思っている人は、せめてこの本を読んでおいた方がいいです。1400円くらいしますが、後々無意味なホームページを制作するに比べたら遥かに安上がりです。ホームページを制作・開設することと、集客する意味が違うということが分かりますよ。
これを知らないで、制作会社の勧められるままに無意味なホームページを作っている会社がなんと多い事か。未だに5ページで作業料200万円も搾取する悪徳制作会社がいますのでご注意。特にシニアの個人事業主なんかは狙われやすいです。
というか、元々ホームページ制作会社は「格安でホームページ作ります」とは宣伝しているものの、「売上がアップします」とは書いてないんですね。だから、「ホームページ開設すれば売上がアップする」と思っているのであれば、単なる世間の風潮から来るものでしょう。集客出来ないのはホームページが出来あがるのは、制作会社が悪いんじゃない。外注する側が無知なだけです。
参考までにご紹介。集客ホームページ関連のブログでは、ホームページを作る人のネタ帳のマーケティングカテゴリや、永江さんのMore Access More Funがオススメです。
それではまた明日。