怪獣映画の現代版「パシフィック・リム」を見てきました。
僕の子供の頃の怪獣映画とはえらい違いですねぇ。今の子供がこれ見たらチビってしまうのではないでしょうか。
ともあれ、凄かったし楽しめました。KAIJUと人間の戦いを描いてる映画ですが、「KAIJU」ってそのまんま日本の怪獣でした。超超リアル。
エンドロールに『この映画をモンスターマスター、レイ・ハリーハウゼンと本多猪四郎に捧ぐ』と献辞が表示されていました。
えっ?日本人?本多猪四郎って誰?気になる!
本多猪四郎
円谷英二とのコンビで多くの特撮映画を監督し、代表作は1954年「ゴジラ」は全米で大ヒット。以下の作品も全米で公開される。
1959年『宇宙大戦争』
1961年『モスラ』
1962年『キングコング対ゴジラ』
1967年『キングコングの逆襲』
1965年『怪獣大戦争』
1966年『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ1975年の『メカゴジラの逆襲』を最後に監督作品はなく、その後は『影武者』以降の黒澤の映画を演出補佐として支えた。
本多の墓には次のような言葉を刻んだ碑が立っている。「本多は誠に善良で誠実で温厚な人柄でした 映画のために力いっぱいに働き十分に生きて本多らしく静かに一生を終えました」
【参考リンク】Wikipedia 本多猪四郎
本多さん、怪獣映画の超大物監督でした。作品の年代的には、僕の父親世代ならよく知っているのかなぁ。本多監督の映画は見た事無いのですが、当時の人々にはゴジラを筆頭とした怪獣映画は、かなり衝撃を与えたのでしょうね。「モンスターマスター」の称号を得ているくらいです。
パシフィックリムのエンドロール献辞に込められた意味は、「日本の漫画、ロボット、怪獣映画の伝統を尊重している」ということだそうです。
なるほど、ヒロインが日本人女優の菊池凜子だったのも納得がいきました。
「なんでこの映画に菊池凜子が??」と思ったのは、僕だけじゃないのでは。
レイ・ハリーハウゼン
もう一人の献辞者レイ・ハリーハウゼンさんも多くの怪獣映画を監督しています。ジョージ・ルーカス、ピクサーなど後の特撮映画の巨匠達も影響を大きく受けています。
「モンスターズインク」には「ハリーハウゼン」という寿司屋も登場しているほどです。
ハリーハウゼンの訃報についてジョージルーカスは「僕達のほとんどが子供の頃から彼(ハリーハウゼン)の影響を受けてきた。その存在なくして『スター・ウォーズ』は生まれなかった」とコメントしています。
僕らが今面白い迫力ある映画が見られるのは、過去にこうした巨匠監督の情熱があったからなんですね。
映画は万人が楽しめる情熱の結晶です。