私は今まで沢山の人と出会ってきました。その出会いの中で、年齢の差や立場など関係無く付き合える友人と出会うことが出来ました。友人の存在は、私の心を豊かにしてくれます。何があっても信頼し合える友人がいるということは、本当に幸運な事です。
今日ご紹介する映画は、”友人の大切さ・人間として純粋な付き合い”を改めて思い出させてくれたものです。
心に沁みるフランス映画
【最強のふたり】(フランス映画)
ひとりは、スラム街出身で無職の黒人青年ドリス。もうひとりは、パリの邸に住む大富豪フィリップ。何もかもが正反対のふたりが、事故で首から下が麻痺したフィリップの介護者選びの面接で出会った。他人の同情にウンザリしていたフィリップは、不採用の証明書でもらえる失業手当が目当てというフザケたドリスを採用する。その日から相入れないふたつの世界の衝突が始まった。クラシックとソウル、高級スーツとスウェット、文学的な会話と下ネタだが、ふたりとも偽善を憎み本音で生きる姿勢は同じだった。互いを受け入れ始めたふたりの毎日は、ワクワクする冒険に変わり、ユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。だが、ふたりが踏み出した新たな人生には、数々の予想もしないハプニングが待っていた。
参考リンク:最強のふたり公式サイト
大人でも純粋な付き合いが出来る
「彼は私を同等に扱ってくれる」
私がこの映画の中で、一番印象に残った言葉です。
私が大人になって感じているのは、自分を縛るものがいつの間にか増えていたということ。
子供の頃は、年齢が違う近所の子達と仲良く、楽しく毎日遊んでいた記憶があります。しかし今の私は、子供の頃のように、心から純粋に楽しく遊べているかと考えると、決して”Yes”とは言えません。
子供同士の付き合いは、縛りの無い環境で、人間として純粋な付き合い方をしていると思います。
しかし私は、自分がいつの間にか社会のルールに縛られ、人間関係に縛られ、自分に縛られていると感じています。子供の頃とは違う付き合い方をする事が多くなりました。
この映画では、縛りがある環境の中でも、人間として純粋な付き合いが出来るという事がメッセージになっていると思います。
大富豪と貧者。本来イーブンになり得るはずのないふたりの友情が少しずつ深まり、現在は心の底から信頼し合える友人になっているそうです。
【幸呼来】チョイワヤッセ!
支えてくれたり、対等に言い合える友人がいるのは幸せなことです。身分や富の力では親友を得ることは出来ません。
縛りを外して、お互いの純粋な部分を分かち合うことで、心から信頼し合える関係が築けるんだなと考えさせられました。
こういう大切な事は、普段忘れてしまっていることが多くなっているような気もします。心を豊かにしてくれる事への感謝の気持ちは、沢山意識する習慣を身に付けると、日々楽しく過ごせるかもしれませんね。