NHKの番組で「転勤族の妻たち」という番組をやっていたらしい。
転勤するごとにリセットされる、自分を見失う、孤独、、疎外感、旦那は当てにならない、先が見えない。転勤族の妻はこんな悩みをかかえているんですね。
うーーん。辛いよね。でも仕方ないよね。
転勤によるリセット
妻の人生をも大きく変えるのが、夫の転勤です。突然、見ず知らずの土地にわずかの準備期間で移住しなければならない転勤族の妻たち。
長い年月をかけて育んできた人間関係やライフスタイルが容赦なく「リセット」。
自身のアイデンティティーを見失い、どうしても”もやもや”してしまうことがあるといいます。
私も秋田から盛岡に転勤してきたから、なんとなく分かります。私は最初の2か月くらいは盛岡、全然楽しくありませんでした。
転勤すると、それまで築いてきた人間関係が全く無くなりますからねぇ・・。SNSが発達しているとはいえ、仲の良い友達と飲みに行ったりの交流は一切無くなります。
今の妻が「仕事柄、移動できない」という理由で、私が転勤願いを出して盛岡に来ました。引っ越してきた当時は、慣れ親しんだ土地でそのまま暮らせる妻に対して、右も左も分からない孤独な自分を比較して恨めしく思うこともあったほどです。とはいえ結婚もできたし、自分が希望して転勤させて頂いたのでありがたいことなんですが。
転勤後は行動するほど楽しくなる
盛岡に転勤してからも各地のオーケストラには参加してたので、生活はそこそこ楽しんでいました。全国どこでもやれる趣味って大事ですわ。音楽の場合、日本だけでなく海外に転勤してもやれますしね。バイオリンやってて良かったと思います。
あと、盛岡に来て最大の収穫はさんさ踊り。
転勤して思ったのは、新しい土地を目いっぱい楽しむのであれば、地元に根付いているコミュニティに所属するべきだということ。
さんさ踊りを始める前は「県外者で大丈夫かなー」と思いましたが、行動すればその分いろいろと変わるものです。ある程度の根性さえあれば、何とかなります。今は盛岡での生活が楽しくて、まだまだここに住みたいなと思っています。
で、これから問題になるのはが”次に転勤辞令が来たらどうするか?”ってことです。
会社に身を委ねる生き方はもうまっぴら
サラリーマンを13年やって思ったのは、”会社に自分の人生を委ねる生き方はもうまっぴらゴメン”ってことです。
会社から給料を貰って生きている場合、「転勤しろ」と言われたら従わざるを得ません。これって、1度きりの自分の人生を会社に捧げているようなものだなぁと思うのです。もし自分がこの生き方を続けて、死ぬ間際に「あなたは自分の人生を生きてきたか?」と聞かれたら「ノー。大半は会社に左右された人生でした。」と答えます。
これを想像したら、会社に所属して、希望もしていない転勤をさせられる意味って何よ?と思ってしまいました。
じゃぁどうするか?と考えれば答えは簡単で、会社に頼らなくても生きる術を身に付ければ良いだけです。とはいえ、「言うは易し、行うは難し」。3年ほど苦戦してコツコツやっていましたが、今は会社に頼らなくても食べていけるスキルは身に付けました。
ということで、次に転勤辞令が出たら、迷わず会社辞めます。辞めても食べていけるし、まだしばらくは盛岡に住みたいし、さんさ踊りはもっと続けていたいですし。
転勤リセットは自分で選んだ人生である
会社が人生じゃありません。とはいえ、自分の人生を思うように生きるには、自分の力だけでお金を得る力が必要で、それを身に付けることはとても難しい。
こう思っている人は沢山いると思いますが、たぶん99%の人は行動していないと思います。行動しなければ何も身に付きませんし何も変わりません。会社に身を委ねて、転勤リセットを甘んじて受け入れるしかないと思います。
転勤リセットが辛いのは分かりますが、それは自分で選んだ人生なんですよね。だから、リセットじゃなくてスタートです。