上手くいきそうな気がするだけ

「これ、上手くいくんじゃないか?」と思ったものは、リサーチもせず成功体験に沿ったものでない限り99.9%失敗します。


今日ある独立開業したAさんと話をしていたんですが、

Aさん

「いろいろ勉強するよりも、自分の直感を信じて集客施策打ったほうが、ババーンと成功する気がするんですよね」

と言うので、危ないなぁと思い、こうアドバイスをしておきました。

世の中で自分の目や耳に入ってくるのは、ほとんど成功した事例ばっかりだから「自分もやれば上手くいきそう」って気がするだけで、誰もが錯覚しているんですよ。

その成功の裏には多分999回くらいの失敗があって、成功した1回が情報として世間に出回るんです。失敗した例はメディアで取り上げられにくいので、滅多にお目にかかれません。

仮にメディアで失敗例ばかり取り上げられていたら、世の中の誰もが「何やっても失敗しそう」って気がすると思います。

自分に成功体験が無く大してリサーチもしていないのに、闇雲に施策を打ってそれが上手くいくほど甘くはないですよ。

とはいえ、Aさんが思うとおりに闇雲でも1回でも施策打っちゃえば、失敗して痛い目を見て学んで次に活かせて成功につなげられる確率は上がるんですが。

Aさんがどうするかは分かりませんが、集客の施策ってそこそこお金もかかるし、そこで自社の体力を無意味に削っても、ねぇ・・・。

死ぬほどリサーチ、失敗している人ほど強い

失敗するほど強い
「上手くいきそうな気がする」と思って突っ走る人は、施策打つ前に死ぬほどリサーチした方が良いです。

関連する本だって100冊買っても1万円~2万円で済むし、ネットで調べまくっても無料みたいなもんです。

死ぬほどリサーチして、それを活かして集客施策打った方が成功確率は高いし、それが失敗しても闇雲施策を打つより学べることが遥かに大きいです。

この部分を面倒に感じてしまう中小企業さんも多いんですが、そこをやらずに無駄な広告を打ってる人、多そうですねぇ。

広告業界のことは良く分かりませんが、これから何か新しく事業を始める方、イベントを立ち上げる方、何か施策を打とうとしている方は死ぬほどリサーチした方が良いと思います。

経験も無く直感を信じて成功したのは「たまたま」「奇跡」です。そういうのだけがメディアに取り上げられるのも問題に思っていますが、希望は感じる事が出来ますよね。

たまたま上手くいったというのは一発芸人に近いものです。打った施策がたまたま時代の流れに乗っかっただけで、1年~2年で衰退するだけ。その後はその成功体験にしがみ付いてしまって、新しいことにチャレンジ出来ない状態に陥る人が多いようです。まさに一発芸人。

沢山失敗している人ほど、時代を生き抜く力は強いのです。