おそらく盛岡市で唯一?の手焼きコーヒーが味わえるお店がオープンしましたよ。
盛岡市南大通、デイリーストアの近くにある「自家焙煎 珈琲 ポラン」です。
このお店、実は障害を持つ方がメインで接客や焙煎を行っている珈琲屋さんなんです。
珈琲豆の銘柄はブラジル・コロンビア・グァテマラ、マンデリン、キリマンジャロ、ホンジェラスの6種類。
200g入りで800円の格安な点も大きなポイントです。
全て手焼き焙煎なため、作れる量が限られているそうです。
手を見せて頂きましたが、マメがたくさんできておりました。
それでも手焼きというスタイルは今後ずっと貫くそうです。
ポラン店長 下長誉英(しもながやすひで)さん
珈琲豆の選別をする下長店長
店長の下長さんは、NPO法人ハートピュアの所属です。
同じ場所の2階に喫茶店「湖月」のマスターから珈琲の指導を受け、「これは社会的に活かせるはず!」と奮起し、会社側に企画提案とプレゼンを行って実現した珈琲屋さんだそうです。
「いま少子化に向かって行く中で、外に出られない、活かされていない若い労働者を活かせるような労働環境づくりをしたい。また、一粒一粒に心を込めて焙煎した美味しい珈琲を多くの人に味わってもらいたいです。」
と意気込み、今は毎日がワクワクして楽しいとのことです。
珈琲豆の手焼き体験(1回15分1000円くらい)で行っているとのことで、自分で手焼きしたコーヒー豆をお持ち帰りできるだけでなく、お店のスタッフさんが焼いた豆もプレゼントしてくれるそうです。
2階は喫茶店「新湖月」
2階は喫茶店の「新湖月」で、こちらも同じスタッフが運営しております。
元々は「湖月」という喫茶店だったものを引き継いだとのこと。
メニューもリーズナブル。
私もハンドドリップで珈琲を入れるからわかるんですが、時間や温度をチェックしながらしっかり淹れていましたよ。
「喫茶店」と名がついていても、実際は適当に淹れている店もあるんですよ。
そんな中、新湖月さんの珈琲を淹れる姿勢は素晴らしいですね。
ケーキセットで680円。
珈琲の味もGOOD。私が手で淹れるコーヒーより全然美味しいです。
買った珈琲豆をハンドドリップで淹れてみた
今まで盛岡市では5か所の珈琲屋さんで豆を買っていますが、
もうね、
ここまで「ブァァァ~~ッ!」っと膨らんでくれる豆に出会ったのはポランさんの豆が初めてです。
あまり良くない豆だとこうは膨らまないですから。
このクオリティで200g800円って安すぎでしょ!!!
あと、珈琲豆の包装袋も良いもので、ちゃんとガスを逃がしてくれるコストの高い特殊な袋を使用しています。
ポランさんと新湖月さんが社会支援・非営利としてやってくれるから、このクオリティとコストが実現できているんですよ。
普通の喫茶店や珈琲ショップだと倍くらいのお値段はするでしょう。
いや~、素晴らしい珈琲豆です。
香ばしい香りと深い味わいも最高です。
ポランさんはまだオープンして間もないので、それほど多くの人には知られていません。
ですが口コミで広がる要素が満載なお店だから、これからどんどん人気が出るだろうなぁ。
手焼きでその日に焙煎できる量も限られてるって言ってたので、ほんねを言うと「あまり他人には教えたくない(笑)」
ですが、「社会のために!」と燃えている下長店長を見ると、宣伝せずにはいられないくなったのでした。
手焼き焙煎珈琲「ポラン」と喫茶店「新湖月」、1度行ってみてはいかがでしょうか?
自家焙煎珈琲ポラン/喫茶「新湖月」
住所:岩手県盛岡市南大通1-3-4
TEL:019-613-5639