太鼓屋さんに行く度に盛岡さんさ太鼓について情報収集してくるので、そこで得た情報を書き残しておく。
牛一頭の皮から盛岡さんさ太鼓3個分取れるそうです。
で、取る皮の部位で厚さや質も違ううえに、人間と同じで一頭一頭皮の質も違うから、同じ音の太鼓は絶対に出来ないんだとか。
一番良い音が出る可能性が高いのは「胸の皮」だそうです。
音にこだわる人なら「胸の皮で作ってくれ!」と言いたくなるところですが、「そういう注文は受けてないwww」と言われました。
桶部分の材質が今年から変わりました
盛岡さんさ太鼓は、皮の部分と胴を組み合わせて出来ています。
この同の部分は、桶屋さんで作ってもらっているそうですが、岩手で桶屋さんが去年から無くなってしまったため、今年から秋田に仕入れにいっているらしい。
まず昔の盛岡さんさ太鼓の桶の材質。(何の木か忘れた)木目がこんな感じです。
今年から使っている盛岡さんさ太鼓の材質。
最初に紹介した画像と見比べて頂けると違いがわかりますよね。
こちらは秋田杉を使っています。
昔に比べるとほんのちょっぴり重くなったそうで、「音は変わらないよ」とのことです。
ただし、年数が経つとどうなるかは分からないので、ここはお楽しみの部分ですね。
乗り換えた愛人太鼓の調子
なかなか気に入った!
練習で2回使いましたが、皮が張ってパリーンとした炸裂するような音が出てます。
メンバーからも「前と全然違う」「よく聞こえるようになった」とすぐにわかって頂きました。
叩き込まれてないからまだまだ若い音ですが、前みたいに常にフルパワーで叩かなくてもそこそこの音が出るようになったので、ちょっと楽になった。
まえは皮の張りがベロベロだったので、練習や派遣の度にヘロヘロになっておりました。
ですがおかげで鍛えられた感はありますね。
前に使ってた太鼓です。
その後、私の師匠が太鼓屋に行く機会があって高松氏に話を聞いたところ、
「この太鼓はアカンw皮が全然張ってない、なんだこれはww」と言ってたそうです。
前の太鼓、買った時から音が低くて、雨にも濡らすことなく保管は大事にしてきたんですけどね。
木と皮で出来た生き物ですからね。そういうこともあるってことです。