盛岡さんさ踊り左膝を守るための筋肉

盛岡さんさ踊りを真剣にやっている人にとって避けて通れないのが「左膝の痛み」です。
30代後半以降に左膝に痛みを訴える人が増えて、中には早くから太鼓・踊りから離脱して笛を始める人もいます。

長く健康に盛岡さんさ踊りの踊りや太鼓を続けるには、膝に負担のかからない体づくりとケアが大切です。
私は結構意識していろいろと試行錯誤していますが、今までの経験上から「こうすれば膝の負担が軽くなったり、回復が早いよ」感じているものをご紹介します。

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左膝の負担を軽くするために必要な主要な筋肉

大腿四頭筋

まずは太ももの大腿四頭筋。
「盛岡さんさ踊りやってるから自然と鍛えられるだろう」と思われがちですが、実は大腿四頭筋全部が鍛えられるわけじゃなく、一部です。
股間に近い部分はあまり鍛えられていなくて、実はそこが膝の負担軽減に大事な筋肉だったりします。

ハムストリングス

膝から下のハムストリングス。ここの筋肉が強いと、上体を起こす時に楽になります。
つま先立ちなんかで鍛えられますが、ここを筋トレするとすぐに筋肉痛になります。

盛岡さんさ踊りで鍛えられていると思いきや、実はそうでもないことが分かる。

大殿筋

大殿筋、つまりお尻の筋肉。
盛岡さんさ踊りは腰を落としてその後立ち上がりますからね。
お尻の強い筋肉は必須。

腹直筋

腹直筋。
この部分は盛岡さんさ踊りをやっていても弱い人が多い。
普段の生活では、腹筋は実はほとんど使っていないからです。
人間の生活では、背筋を使うことは多くても腹筋を使っていることが少ないのです。

結構な経験者でも太鼓を担いでる時点で背が反っちゃってる人を見かけますが、これは完全な腹筋力不足。後々どこか傷める可能性は高い。
特に痩せた若い女性の太鼓さんによくみられる。


おさらいします。
左膝の負担を軽くするために必要な主要な筋肉は、

  • 大殿筋
  • ハムストリングス
  • 大殿筋
  • 腹直筋

の4つ。

ここまでなら、盛岡さんさ踊りやっている人なら何となく分かっていることかと思われます。
ですが、実はこれだけじゃ膝の負担軽減はしっかり達成できません。

次から紹介する3つの筋肉がミソです。


腸腰筋

腸腰筋2

まずめちゃくちゃ大事なのが、腸腰筋。
いわゆる「体幹・コア」に欠かせない筋肉です。
私も詳しいメカニズムはよく分かっていませんが、コアトレーニングすると左膝の負担が軽くなります。

内腹斜筋

以外に見落とされているのが内腹斜筋。つまり腹筋の横の部分。
ここを鍛えると、私は左膝の負担が劇的に軽くなると実際に感じています。

仮説ですが、上体を安定させることに機能しているんじゃないかな。
実際に左膝1本で立ってみた時にどこの筋肉を使っているかチェックしてみれば分かりますが、足の筋肉だけなじゃなくて、お腹の横の筋肉も使っているんですよ。

ここが強ければ問題無いんですが、弱いとその分別の部分に負荷がかかって、膝の負担を強くしているんじゃないかな。
あくまで私の経験に基づいた仮説ですからね。

20151205013

若い時は痛みもなく体が動くから良いのですが、30歳こえてからは気持ちとは反比例して体は確実に衰えています。

長く盛岡さんさ踊りを楽しむためには、体づくりは油断せずに地道にコツコツと。これが大事。