1年ほど前に、女医とサラリーマンの結婚生活を2回に分けて書きましたが、
【過去記事】女医とサラリーマンが結婚するとこういう生活になる -うちversion1.0-
【過去記事】女医とサラリーマンの結婚生活 ver1.1(もうちょっと具体的に)
近年はちょっと生活の変化が出てきたので、現状を書いておく。これから女医とサラリーマンで結婚される方の参考になれば幸いだ。
妻の仕事に余裕が出てきた
結婚当初は、新婚でいきなり妻が僻地の病院に1年間単身赴任になったり、盛岡に帰ってくれば月に10回という当直の嵐だった。
そうなると当然、家事の99%はサラリーマンの私がやることになる。家の掃除、洗濯、炊事から弁当作りまで、すべて私がこなしていた。元々一人暮らしが長かったことと、小さいころから母親の家事の手伝いをさせられていたことが活きたのか、家事についてはほとんど苦に感じなかったのは良かった。
そんな生活を送りながら、現在結婚してもうすぐ5年目になる。医局に若い人がそれなりに入局してくれたおかげで、当直回数が月に4~5回まで減った。受け持つ患者数も減った為、結婚当初と比べるとかなり時間の余裕が出来た。
妻も家事をする
時間に余裕が出てきたから、今では半分くらいかそれ以上の家事をしてくれるようになった。これはとてもありがたい。今は逆に、私の方の仕事が忙しい。ただし、サラリーマンの方は普通で、自分の事業の方が忙しいから、仕事を終えるのが毎日10時頃になる。だから、妻の家事の助けはありがたく感じている。
そして時間を見つけて運動をするようになった。体力は前よりも付いていると感じる。医師も人間だ。仕事ばかりしていれば筋肉は衰える。身体のあちこちも痛くなってくる。体力作りは大事だ。肩こり・腰痛がかなり減ったと喜んでいる。
収入は減った、体へのダメージは大きかった
当直の回数が減ったから、当然収入も減る。とはいえ、生活していくには十分だ。収入は減っても、体の負担が減ったのは、夫としては嬉しい。これからもっと好きなことに時間を割いて欲しいと思う。
結婚当初は妻の激務を見ていたが、気の毒でしかたなかった。でもどうすることも出来なかったから、せめて家事でカバーするようにしていた。
今はようやく人並みに近い生活が出来ているが、今まで働いてきたダメージが大きかった。詳しくは書かないが、女性は大変だ。年齢と共に、男性よりも体にいろいろな変化が訪れる。特に20代~30代半ばまで激務を行うことで、丈夫だった体も崩れる。
これを見ているから、女医は本当に大変だと私は思う。男女平等と言われているとはいえ、女性は男性の医師とは違う。医師は激務からは逃れられない。体へのダメージは何らかの形で必ず蓄積する。
だからこれから医師の夫になる人や既に夫になっている人は、出来るだけ家事をして、家はくつろげる居場所にしてあげて欲しいと思う。
特にこれから女医さんと結婚する男性へ言いたい。
「労わってあげてください。」