さんさ好み練習ログ4回。
着実に練習に来る人は減っています。盛岡さんさ踊りも冬支度な装いでしょうか。
終始まったり感
パレード前と違って最近は練習に来る人が少ないせいか、練習は終始まったりです。
さんさ好みは”ガチ”でやっている団体ではありません。盛岡さんさ踊りが好きで集まっている集団ですので、好きな時に踊る、無理はしないという感じ。自然の流れに逆らわないようなスタンスですね。
ですが、向上心はあります。↑の通り、鏡を見ながら動きをチェック。
初心者踊りの練習開始
ようやく初心者の踊りの練習が始まりました。写真を撮るのを忘れてしまったので、内村師匠の後頭部で代用しますw(関連性全く無し)
踊りの講師はこのお方、
さんさ好みのアイドル的存在で、元ミスさんさです。踊りは華麗で、見てて惚れ惚れしますよ。
初心者の踊り練習も始まって、わたくしの感じてた心配もようやくちょっと解消されそうでございます。
オープン・自由スタイルの団の問題
さんさ好みはオープン・自由スタイルのさんさ踊り団体ですが、それはそれでいろいろ問題もあると思っています。オープンで自由とはいえど、受け入れ側はある程度の責任は伴うものです。
このブログではあまり書いておりませんが、わたくし、秋田にいた時にピアニストと先頭に立ってオーケストラを立ち上げて運営していたことがあります。立ち上げ1年目は、頭が禿げるかと思うほど大変でした。
↑のセカンドバイオリントップで弾いてるのが私。ピアニストが一緒に立ち上げた戦友。コンサートマスターは東京フィルハーモニー首席奏者の藤村政芳先生で、私の師匠。(宣伝でした)
立ち上げた理由は、頭が凝り固まったシニアが運営するオーケストラ体制にうんざりしていたこと、秋田に新しい風を入れたかったことです。で、立ち上げたオーケストラは、最初は若者向けのオープンスタイルだったのです。規則も特になく、それぞれが自由なスタイルで個性を調和させれば良いものが出来上がると思ってたんですね。
そしたら、統制が取れないわ、合奏自体も上手くいかないわで、もう大変で大変でw
年を重ねるごとに上手く運営できるようになりましたが、このオーケストラを通して勉強になったのは、
- 自由とは”もろ刃の剣”
- 人間は受け身な人が多いので、自由であれ進むべき道は与える必要がある
- 毎回の練習には指導役が必須
- 舵取りをするCEOはしっかりしなければならない
あまり上手く言えませんが、こんな感じです。
人間って「自由にやっていいよ」って言われると、逆に何も出来なくなってしまう人の方が多いと思います。
それもそのはず、子供の頃から世間のいろんなしがらみに縛られて生きて、仕事をしてからも上司から「ああしろ、こうしろ」と言われて。自分で考えて自分で行動しているようでも、実はそれは誰かが用意してくれたものだったり。
特に日本人全般、こういう生き方をしてきた人が多いから、オープンスタイルの環境に入ると、逆にどうしていいか分からなくなることがあると思います。
だから、オープンな団体であれ、しっかり教えてくれる人が「やりますよー」と言ってあげないと、上手くいかないのかもしれませんね。