こんばんは。最近はさんさ男子からバイオリニストにチェンジしております。
自分の事業が楽しくなり、さらに身体を動かして爽快感を味わえるさんさ踊りにハマって以来、バイオリニスト人生はだんだんと終息傾向になっておりました。
「一生止めることは無いだろう」と思っていたものでも、環境が変わると気持ちも自然と変わるものです。
とはいえ、このまま弾かないでいると本当に弾けなくなってしまうので、重い腰を上げてこちらの演奏会に出演します。
山形大学工学部・米沢女子短期大学合同のオーケストラ「アカデミーストリングス合奏団」の定期公演です。
オーケストラやっているといろんな繋がりが出きてきて、他のオーケストラにお呼ばれして頂く機会も増えていくのです。とはいえ、こうなるにはある程度のコミュニケーション能力と営業能力が必要です。演奏技術が高いからといって、必ずしもお呼ばれはされません。
挨拶が出来ないと呼ばれない
外部のオーケストラから毎回呼ばれるようになるには、挨拶が基本です。
プロのオーケストラではエキストラプレイヤーを雇うことがあります。毎回呼ばれるエキストラを「常トラ」と言います。どういう人が常トラとして呼ばれるかというと、演奏技術が高いのは当たり前なことですが、「挨拶」がしっかり出来ている人だそうです。
どんなに演奏技術が図抜けて高くても、挨拶が出来ない場合はアウト。団員はエキストラの動向はしっかりチェックしているらしいです。挨拶も出来ないプレイヤーは、二度と呼んで貰えないほどシビアな世界らしい。
アマチュアオーケストラの世界ではそこまで厳しくはありませんが、挨拶すらまともに出来ない人は、次回の演奏会からまともに相手にされません。地方のアマオケの場合で人手が貧窮している場合は、挨拶も出来ない人でもやむを得ず呼びます。
でも、本心は呼びたくない。他に挨拶出来るプレイヤーがいたらその人に声をかけます。
オーケストラでの挨拶とは
ちなみにこの世界の挨拶をご紹介しておく。
- 声かけしてくれた人に「ありがとうございます。宜しくお願い致します。」と挨拶。
- パートリーダーに挨拶。
- コンサートマスターに挨拶。
- 指揮者が知っている人であれば挨拶。
- その他、主要関係者、知り合いには全員に挨拶。
私は最初はそれほど出来なかったが、そこそこ頑張った。ちょっと人見知りもする性格だから、始めは緊張もした。今では完全に習慣化したので当たり前のようにやっております。
まとめると、1度話したことがある人にはとにかく挨拶。これが呼ばれる為の基本です。
とはいえ、簡単なようで実際やると難しいです。多くの人は「挨拶しなきゃ」とは思っていても、そこから先に行動に移せない人が多いように思います。
子供よりも挨拶できない大人
この挨拶、当たり前のようで意外と多くの人が出来ないと感じています。
子供の頃は親から「挨拶しなさい」と言われてするのですが、どういうわけか大人の方が挨拶がまともに出来ない傾向が大きい。
特に親元を離れて一人暮らしを始めた大学生あたりから、挨拶をしなくなる人が増える。体育会系であれば挨拶はするが、そうでない人はしなくてもとりあえず生きていける。その後、就職後は職種や会社環境によって、挨拶出来る人と出来ない人が二極化しているように感じます。
私の生活している中でも、まともに挨拶出来ない大人がわんさかおります。その都度「君、大丈夫?」と心配になりつつ寂しい思いもします。
きっと「挨拶した方がいいだろうな」とは思いながらも、実際行動に移さない大人が多いんじゃないかな。子供を持った親ですらまともに挨拶できない人がいますが、
「あかんだろ、大人。挨拶ぐらいキッチリやらんかい。」
と思います。「人見知りだから」とか「この人にはいいか」という言い訳は通用しませんぜ。
子は親の背中を見て育つんじゃなかったっけ?