続けながら上達するコツ

今日は自分が思っている「ものごとを続けられるようになって早く上達するコツ」を書いてみる。

「続けられない」「3日坊主になる」「なかなか上達しない」という人の参考になれば幸いです。

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1.過度に期待しない

続けられるようになって上達するコツ:期待しない
自分は新しいことを始める時には、過度に期待しないようにしている。

人間は新しいことを始める時は、ワクワク感や楽しさを感じて期待感を抱いた時です。

それが実際にやり始めてみると、9割くらいの確率で上手くいかない。過度に期待していた場合は、一気にモチベーションがダウンしてしまいます。だから自分は過度には期待しない。過度に期待しそうな自分がいると分かった場合は「やってみた結果が出てから考えよう」と思うことにしている。

1-1:期待のデメリット

期待をすることは別に悪いことじゃないと思います。適度な期待感は行動に繋がるし、他人にとっては励ましにも繋がることがある。ですが、過度な期待にはメリットは感じられません。デメリットだらけなんじゃないかとさえ思う。

前述したとおり、期待するとほとんどのケースで自分の思い通りにならないことが多くて、モチベーションダウンの元になるし、もし他人に期待された場合は余計なプレッシャーがかかってしまう。

こういったプレッシャーがかかると、必要以上に「上手くやらなきゃ」と思ってしまいがちになって、心にも体も余計な力が加わってしまう。そうなるとすごく疲れるし、失敗を怖がるようになるし、行動力が減り、結果的に上手くいかない可能性が大きくなって、嫌になって止めてしまう事が多いと思う。

だから続かない。続けられない。過度の期待はデメリットだらけだと思う。

バイオリンで「神童」と呼ばれた子供の多くは、周囲の過度な期待から大人になる前に自殺をしたり、薬物中毒になったりするケースも多い。スケート選手の浅田真央は、元はスケートが大好きな一人の少女だったはずだ。それが賞を取って成長して周囲の期待が高まるにつれて、笑顔が少なくなったように思う。

過度な期待は、自分も他人も壊す可能性を秘めている。

2.自分の失敗に対して寛容に

続けられるようになって上達するコツ:失敗に寛容に
先ほども書いたとおり、ものごとに期待して「上手くやらなきゃ」と思うと、失敗を恐れるようになる。失敗を恐れるようになると、行動力が減って手が出なくなったり、足が遠のいてしまう。

だから自分はなるべく「新しいことを始めた場合は、最初はどのみち失敗するもんだ」と思い、失敗に対して寛容になるようにしている。そうすると体の余計な力が抜けてリラックスできるし、行動力も増す。

行動力が増すと手数も増えるから、結果としていろんな経験が増える。「上手くいかないケース」「上手くいくケース」の体験を多くすることができる。ものごとを上手く出来る人というのは、これら経験数が圧倒的に多い人だ。

だから、ものごとを上手くやるには行動を沢山するしかない。そのためには、自分の行動を足止めする「失敗」を恐るべきではない。甘んじて受け入れる姿勢になっておいた方が良いと思っている。

エジソンの有名な言葉で「私は1度も失敗したことはない。上手くいかない方法を沢山見つけただけだ」があるが、まさにこのプラスの精神は大切だと思う。

3.分析と修正

続けられるようになって上達するコツ:分析と修正
経験数が多くなっても、上手くいかなかったこと、もっと伸ばせるところは、ひたすら分析と修正を繰り返す必要もある。

いわゆるPDCAサイクルですが、これは行動をし続けられる習慣が身に付いている人は、自然に出来ていることじゃないかと思うので詳しくは書きません。問題はPDCAサイクルに入る前の段階。

(PDCAサイクル?って人はこちらをお読みください。)

3-1.多くの人がPDCAサイクル手前で立往生

自分から見ると、実は多くの人がPDCAサイクルの手前で立ち止まっているんじゃないかと感じています。そしてその歩みを止めてしまっているのが、「過度な期待」と「失敗への恐れ」が原因だと思っている。

私が勤めている会社でも上層部が「PDCAサイクルを回せ!」と言っていますが、回転数が低い人が多い。そういう人の特徴は、プライドが高い、言う事が大きい、不満が多い、自分を「本当はやれば出来る」と思っている、建前だけ一丁前と、こんなタイプです。

言い換えると「自分で自分に期待している割には、失敗を恐れて大して行動しない」人でしょうか。

まとめ

続けられるようになって上達するコツ:まとめ
「ものごとを続けられるようになって早く上達するコツ」として書いてきました。内容をまとめると、

  • 過度な期待はしない。しそうになったら、続きは行動してから考える。
  • 自分の失敗に対して寛容になる。新しいことは大抵失敗する。
  • 行動を続けられる習慣が付いたらPDCAサイクルを回す。

以上の3つ。自分も含めて多く人の一番の課題は「失敗に対して寛容になること」だと思う。どういうわけか、世間は失敗しちゃいけない風潮が強いんですよね。

こういうこと、本当は親から教わりたかったな。そうすれば、もっと早くから気を楽にして生きられたように思います。

失敗して笑われたり、ボロカスのように言われることもあると思います。ですが、「自分は元々大した人間じゃない」と思えば、失敗に寛容になりやすいと思います。わたしは「失敗どんと来い精神」で生きていきたいですね。