30代にもなると周囲の方々から「肩が凝った」「腰が痛い」などよく聞くようになりました。
そういう方々の肩こり・腰痛対策法を聞くと、マッサージに行く、温泉、湿布や薬、と聞くことが多いんですよね。やっている本人も感じているとは思いますが、効果は一時的なもので、すぐにまた肩こり・腰痛は起こります。
で、一番の対策法である「筋トレはしていますか?」と聞くと、「筋トレする時間が無い」と答える人が多いんですね・・・、そんなわけはない。
筋トレにかかる時間の認識が間違っている
「筋トレをする時間が無い」と答える多くの人は、おそらく筋トレにかかる時間の認識が間違っているのではないかと思います。
ジムに行って1時間くらい時間を割く必要があると思っていませんか?それだと移動時間含めて1時間半以上はかかりますからねぇ。この認識だと確かに「時間が無い」と答えますな。
では「家で30分筋トレをする」という認識だったらどうでしょう?普段仕事で忙しいサラリーマン、家事育児に追われているママさん達にとっては、必要な時間が30分だとしても「時間が無い」と答えるでしょう。
今の日本、暇な人なんて誰一人いないんです。みんなそれぞれ「忙しい・時間が無い」と思って過ごしていますから。
1日3分間でいい
では「1日3分間、時間が取れますか?」と聞きます。これくらいの時間なら「時間が無い」とは誰も言わない、というか言えないと思います。
そうです。肩こり・腰痛対策の筋トレであれば、1日3分間で良いんです。1日3分間あれば、体を健康に維持する筋肉は十分に保つことが出来ます。
いったい3分間でどんな筋トレが出来るのよー?と思われる人の為に、メニューを書いておきます。
筋トレのメニュー
- 腕立て
- スクワット
- 腹筋
上記メニューを1日1項目ずつ、1日3分間、毎日ローテーションさせるだけでOKです。
まずは1日目の腕立て。慣れない人は膝をついても良いです。
10回やるのに1分もかかりません。1セットやったら1分休んでもう1セット。はい、これで3分間。
2日目のスクワット、3日目の腹筋も同様です。1セットやって1分休憩、もう1セットやれば3分で終わってしまいます。
毎日同じ項目をやってはいけません。筋トレは筋肉を壊す作業です。壊した部分は回復させてから再度トレーニングした方が、筋肉アップが早いし故障の心配もありません。
肩こり腰痛対策や健康維持する程度の筋トレはこれで十分なんです。
鍛えられる部分
腕立て伏せは、主に胸筋・三角筋、上腕三頭筋が鍛えれます。腕の幅や体の沈め具合で、僧帽筋と広背筋も鍛えることが出来る、上半身トレーニングでは万能な筋トレです。
スクワットは、下半身全体が鍛えられます。筋トレ界ではウエイトトレーニングのビッグ3と呼ばれているほどです。
上記2つで鍛えることが難しいのが腹筋です。日常生活では背筋を使う事は多くても、腹筋を使う事は少ないのです。よって腹筋を鍛えることは大切です。
郷ヒロミも腰痛予防の為の筋トレは、腹筋に重点を置いています。
あとはやる気があればいい
あとはやる気を出して習慣にするだけです。なかなか気が進まないのであれば、まずはちょっとだけ筋トレのポーズを取ってみてください。そこまでいけば筋トレしますから。
僕の場合、ジムに行く時間が取れないと分かっている週は、数分間の休憩時間にちょこちょこ筋トレやストレッチをしています。筋トレ歴5年以上になりますが、3分間も腕立てをすれば腕がパンパンになりますよ。
最初は億劫だし面倒な気持ちに負けて苦労しましたが、筋トレのポーズまでやってしまえば「やるかぁ」という気になるものでした。
筋トレ習慣は自分の為にもなるし、将来寝たきり予防にもなる、家族に迷惑をかけなくて済むかもしれない、医療費の削減にもなります。1日3分間の筋トレ習慣を実践してみてはいかがでしょうか?